monologue
夜明けに向けて
 



昨夜、TBSの誇るドラマ「JIN‐仁-」を見ていて龍馬の脳の手術シーンで妻は大きく反応していた。
わたしが脳内出血で病院に運び込まれた時、
医師がわたしの頭を開いて血の溢れた脳を見せられた記憶がありありと蘇ったのだ。
仁が、脳の中身が治るまでの間、切り取った頭の骨を太腿に埋めて保存しておく、と言った時、わたしの記憶も蘇った。
術後の回復期、看護婦がわたしの右脚の太腿に貯蔵のために切り取った頭の骨が埋めてあることを教えてくれた。
それでわたしが「これで右脚も少しは賢くなるでしょうね」と言うと笑って去って行った。
それから約20年経過し、右脚太腿には手術の痕は残っているけれど別に賢くなったという形跡はないようである。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )