monologue
夜明けに向けて
 



今朝の、「ワールドウエーヴモーニング」で心配していた米医療保険改革法の合憲違憲判断裁判で合憲との判断が出たというニュースを報じていたのでほっとした。米連邦最高裁判所は「国民皆保険」を目指す医療保険改革法をめぐる違憲訴訟で、米国民に医療保険への加入を義務付け、非加入者に事実上の罰金を科す条項について合衆国憲法が認めた連邦議会の課税権限の範囲内と判断して、法案全体が実質的に合憲であると認定したという。

 米国は自由の国だから法律で個人の自由を奪ってはいけないと既得権益をもつ富裕層に有利な主張をする共和党系の26州の知事や司法長官らによって、米医療保険改革法の成立直後にこの訴訟が提起され原告側は国民に医療保険への加入を義務付ける法律を策定するのは、合衆国憲法で規定された連邦議会の権限を越え、違憲だと訴えていたのだが最高裁は5対4で原告の主要な主張を退けたのだ。5対4という薄氷を踏むような勝利だったがこれで健康保険に入れず、事故にも遭えず病気にもかかれない貧困層や多くの移民が救われる。世界第一位の経済大国に「国民皆保険」がこれまでなかったのが不思議なのだ。これでやっと米国の医療制度も他の国なみにまともになる機会ができた。
fumio

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