今朝のニュースショーで、1960年代に活躍した伝説のグループ「ザ・タイガース」が3日、東京・北の丸公園の日本武道館で再結成ツアーをスタートさせたことを報じていた。「ザ・タイガース」とは京都人のわたしにはなつかしい。1966年頃、京都の岡崎出身のファニーズというバンドが「ナンバ一番」という大阪のライヴスポットに出演して認められて東京に行ってナベプロに入ったという噂が流れた。
そしてしばらくするとファニーズは「ザ・タイガース」と名前を変えてシングル「僕のマリー」でデビューした。わたしたちロックを目指す若者たちは「僕のマリー」の少女趣味の内容に辟易したが阿波踊りのリズムを取り入れたというセカンド・シングル「シーサイド・バウンド」で観方が変わった。歌も演奏も思っていたよりずっとうまかった。あっという間に全国的に人気が爆発してグループサウンド時代が始まったのだ。堺正章の「ザ・スパイダース」や「ジャッキー吉川とブルーコメッツ」萩原健一の「ザ・テンプターズ」などが活躍した。「ザ・タイガース」の再結成ツアーに集まる人々はあのGSブームを実際に経験した世代なのだろう。
fumio
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