monologue
夜明けに向けて
 



日本の放送界の草分け、永六輔氏が今月7日七夕の午後、肺炎で83歳で亡くなったというニュース接して様々な記憶がよみがえった。高校時代のわたしは1963年「9500万人のポピュラーリクエスト」というラジオ番組で米国のキャッシュボックス誌のベストテンを毎週チェックしていた。6月22日のランキングで Sukiyaki - Kyu Sakamotoとアナウンスされて全米1位の曲として坂本九の「上を向いて歩こう」が紹介されびっくりした。それから4週間「Sukiyaki」は1位を続けたのだった。日本の歌が全米1位となったのに胸が熱くなった。永六輔氏はことばを英語に訳詞せずとも日本語のままでヒットしたことに対してどのような感想をもったのだろう。わたしは留学してオリベラストリートというロサンジェルス発祥の地に学生仲間で行ったとき店のメキシカンバンドがわたしたちを日本人とみて「Sukiyaki」を歌うことをしきりに促すのでメキシカンバンドの伴奏で日本語でそのまま歌った。永六輔氏の作った歌詞をメキシカンバンドの人々も覚えていてコーラスをしてくれた。どこへ行っても日本人はパーテイなどで「Sukiyaki」を歌うことを求められるようだ。ありがとう永六輔さん、日本人が世界に誇れる歌を遺してくれて。合掌。
fumio

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