monologue
夜明けに向けて
 




 ほしみ は、ほし を
  ちもり は、ち を
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またまたこれを以前と違う解読を試してみる。

 「火四三八(三輪)☆を」

各辺が四と三の四角い結界を作れば  鉤股弦(こうこげん)直角三角形の直角を挟む短い辺(鉤)と長い辺(股)と直角に対する辺(弦)の結界ができてこの結界の中の斜辺は √25=五 となって四三(黄泉)に封じられるので三輪を封じてきた。この説明は長くなるので直角三角形の封印を参照していただきたい。

「地(ち)守りは千を」

この「千」に関わる古事記の部分を以下に掲げておく。

古事記原文

「ここにその妹(いも)伊邪那美命を相見むと欲(おも)ひて、 黄泉國(よみのくに)に追ひ往きき。ここに殿(との)の縢戸(さしど)より出で向かへし時、 伊邪那岐命、語らひ詔(の)りたまひしく、「愛(うつく)しき我(あ)が汝妹(なにも)の命(みこと)、 吾(あれ)と汝(いまし)と作(さ)れる国、未だ作り竟(を)へず。 故(かれ)、還るべし。」とのりたまひき。ここに伊邪那美命答へ白(まを)ししく、 「悔しきかも、速く来ずて。吾(あ)は黄泉戸喫為(よもつへぐひ)しつ。 然れども愛しき我が汝夫(なせ)の命、入り来(き)せる事恐(かしこ)し。 故、還らむと欲ふを、且(しばら)く黄泉神(よもつがみ)と相論(あげつら)はむ。 我をな視(み)たまひそ。」とまをしき。 かく白してその殿の内に還り入りし間、甚(いと)久しくて待ち難(かね)たまひき。 故、左の御美豆良(みみづら)に刺せる湯津津間櫛(ゆつつまぐし)の男柱一箇(ひとつ)取り闕(か)きて、 一つ火燭(びとも)して入り見たまひし時、蛆(うじ)たかれこころきて、 頭(かしら)には大雷(おほいかづち)居り、胸には火(ほの)雷居り、腹には黒雷居り、 陰(ほと)には拆(さき)雷居り、左の手には若(わか)雷居り、右の手には土雷居り、 左の足には鳴(なり)雷居り、右の足には伏(ふし)雷居り、 并(あは)せて八はしらの雷神(いかづちがみ)成り居りき。
ここに伊邪那岐命、 見畏(かしこ)みて逃げ還る時、其の妹伊邪那美命、「吾に辱(はぢ)見せつ。」と言ひて、 即ち黄泉醜女(よもつしこめ)を遣(つか)はして追はしめき。 ここに伊邪那岐命、黒御鬘(かづら)を取りて投げ棄(う)つれば、 すなはち蒲子(えびかづらのみ)生(な)りき。こを擾(ひろ)ひ食(は)む間に、逃げ行くを、 なほ追ひしかば、またその右の御角髪(みみづら)に刺せる湯津津間櫛(ゆつつまぐし) を引き闕(か)きて投げ棄(う)つれば、すなはち笋(たかむな)生りき。 こを抜き食む間に、逃げ行きき。 且後(またのち)には、その八はしらの雷神に、千五百(ちいほ)の黄泉軍(よもついくさ)を 副(そ)へて追はしめき。ここに御佩(はか)せる十拳劒(とつかのつるぎ)を抜きて、 後手(しりへで)に振(ふ)きつつ逃げ来るを、なほ追ひて、 黄泉比良坂(よもつひらさか)の坂本(さかもと)に到りし時、 その坂本にある桃子(もものみ)三箇(みつ)を取りて、待ち撃(う)てば、 悉(ことごと)に迯(に)げ返りき。ここに伊邪那岐命、その桃子に告(の)りたまひしく、 「汝(なれ)、吾(あれ)を助けしが如く、葦原中國(あしはらのなかつくに)に あらゆる現(うつ)しき青人草(あをひとくさ)の、苦しき瀬に落ちて患(うれ)ひ愡(なや)む時、助くべし。」 と告(の)りて、名を賜ひて意富加牟豆美(おほかむづみ)命と號(い)ひき。
最後(いやはて)に其の妹伊邪那美命、身自(みずか)ら追ひ来りき。 ここに千引(ちびき)の石(いは)をその黄泉比良坂に引き塞(さ)へて、 その石を中に置きて、各對(おのおのむか)ひ立ちて、 事戸(ことど)を度(わた)す時、伊邪那美命言ひしく、 「愛(うつく)しき我が汝夫(なせ)の命、かく為(せ)ば、 汝(いまし)の國の人草、一日(ひとひ)に千頭(ちがしら)絞(くび)り殺さむ。」といひき。 ここに伊邪那岐命詔(の)りたまひしく、 「愛しき我が汝妹(なにも)の命、汝然為(いまししかせ)ば、 吾一日に千五百(ちいほ)の産屋(うぶや)立てむ。」とのりたまひき。 ここをもちて一日に必ず千人(ちたり)死に、一日に必ず千五百人(ちいほたり)生まるるなり。 故、其の伊邪那美命を號(なづ)けて黄泉津(よもつ)大神と謂ふ。 また云はく、その追(お)ひししきしをもちて、道敷(みちしき)大神と號(なづ)くといふ。 またその黄泉の坂に塞(さや)りし石は、道反之(ちがへしの)大神と號け、 また塞(さや)り坐す黄泉戸(よみど)大神とも謂ふ。 故、其の謂はゆる黄泉津比良坂は、今、出雲国の伊賦夜(いふや)坂と謂ふ。」
fumio


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