monologue
夜明けに向けて
 

my way  


音楽喫茶「ジョイ&マリ」では自分が好きなレコードやテープを持ってゆくとオーナーのジョイさんがかけてくれた。その頃、フランク・シナトラの「マイウエイ」が流行っていてわたしも練習した。するとある客がブルック・ベントン版をかけてわたしの声にはこの方が合っているからこっちのコピーをするべきだという。それでジョイさんにも聴いてもらって居合わせた顔なじみみんなの意見を求めた。結局多数意見でわたしはブルック・ベントン版を持ち歌とすることになった。それで渡米してミュージシャンとして生活を始める時、クラブでのオーデイションでブルック・ベントン版「マイウエイ」を歌った。アメリカでは「マイウエイ」は根強い人気があってわたしはバンドでも弾き語りでも一日一回は歌うことになった。
fumio

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