北米先住民ホピ(平和の民)族は大きな世界的規模音楽イベントに出場するTRUE WHITE BROHERたちの3人が地球の危機を救うと予言していた。その3人はそれぞれに十、卍、㊉のシンボルを背負うという。当時、開催予定の大きなイベントとは1991年にシンガポールで開催される「第1回アジア太平洋わたぼうし音楽祭」であった。しかしながらそれは障がい者の作った歌詞にメロデイをつけて出場するイベントなので障がい者でなければ出場することはできなかったのである。そこでまるでそのイベントの参加資格を満たすためのように原発反対舞台の稽古中にわたしは原発関係の博士の役を演じ原発ジプシーと呼ばれる役の人々に胴上げされ床に額から落下して頸椎損傷事故に遭った。そのようにして頸椎損傷障がい者となったわたしは奈良で開かれた「第15回わたぼうし音楽祭」に出場して「わたぼうし大賞」を受賞して「第1回アジア太平洋わたぼうし音楽祭」に日本代表として3人のコーラスで出場したのだった。今にして思えばそれはわたしの果たすべき使命のひとつだったのである。
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