sekiの徒然日記

旧布野村に週末帰農を始めて18年で遂に解散。今後は尾道からsekiの徒然日記として再スタート。

歴史のなかの邂逅

2022-08-26 18:22:56 | ウォーキング
 歴史のなかの邂逅。

 広島ブログ
 にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
旧布野ダッシュ村日記です。

 ナント難しい名のタイトルなんでしょう。

 司馬遼太郎さんのエッセイ集のタイトルだ。

 昨日、百姓仕事頑張りすぎたか、体がだるいので一日
休養と草取りをさぼって、この歴史のなかの邂逅読んで
いた。

 その6巻は明治維新前後の人物を短編で描いている、小
説的には美濃農人、花神、歳月、翔ぶが如く等のあとがき
、そしてその脇役や主人公にスポットを当てている。

 今日、へーと関心したのは、新選組隊長の近藤勇を捕縛
した官軍の有馬藤太の対応の丁重さだ。

 薩摩藩の郷士出身で、江戸開城後の関東での幕府軍との
闘いのころは東山道総督府副参謀。

 流山で近藤軍と銃撃戦を行い、近藤勇が大久保 某と称し
白旗を掲げてきたが、有馬は近藤本人と分かっていたが捕
縛せず。

 近藤軍を解散し、武器の供出が終わった後、出頭するよう
話をしたそうだ。

 最後は有馬が15人の兵隊を連れて行き捕縛となるが、この
幕末のドタバタの下剋上の世でも、武士道や敵といえ大将に
対する礼があったのです。

 近藤そのものはその後、打ち首・さらし首とされるのです
が、捕縛した有馬藤太は反対だったそうだ。

 そんなエッセイですが、読み応えありです。