sekiの徒然日記

旧布野村に週末帰農を始めて18年で遂に解散。今後は尾道からsekiの徒然日記として再スタート。

稲盛和夫さん逝く

2022-08-31 18:18:23 | 時評
 広島ブログ
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旧布野ダッシュ村日記です。

 稲盛和夫さんが24日に逝去された。

 稲盛さんといえば、京セラ創立者、第二電電創立者、日本
航空の再建等で現代の松下幸之助といわれ有名だ。

 政治状況にも関心があり、政権交代可能な国が持論で、あの
民主党政権が出来た時 後見役だった。

 有名な方ですから、皆さんよくご存じと思うので、本社HPに
あったエピソードを紹介します。

 創業して3年目(1961)の春、前年に入社した高卒社員11名が、
定期昇給やボーナスなどの待遇保障を求める団体交渉を申し入れ。

 会社を創業した当初の目的は「自分たちの技術を世に問う」
ことであり、その夢を実現するため操業メンバーはともかく
必死で働くことが当たり前の状態になっていた。

その一方で、入社間もない高卒社員は、必然的に遅くまで残業
をしていたことへの不満と将来に対する不安が募り、団体交渉
という形で保障を求めた。

 それに対し稲盛は「出来たばかりの会社なので将来の確約は
出来ないが、必ず君たちのためになるようにする」と説明した
が納得してもらうことは出来ず。

 交渉は会社だけではなく、稲盛の自宅でも続けられ三日三晩
かけて徹底的に話をした結果、最後は信じられないなら、騙さ
れる勇気をもってみないか。騙されたと思ったら俺を刺し殺し
てもいい・・・この熱意が通じ交渉は決着。

 この一件を機に稲盛は、「会社というものはどうゆうもので
なければならないか」ということを真剣に考え。その結果、会社
経営とは将来にわたって社員やその家族の生活を守り、みんなの
幸福を目指していくいくことでなければならないに気づく。

 これ以降、京セラは経営理念を「全従業員の物心両面の幸福を
追及すると同時に、人類、社会の進捗発展に貢献すること」と
定めた。

 発足3年の会社が作った経営理念のエピソードです。

 他にも多くのエピソードあり、一読の価値あり。