風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

麻酔を打たれた蜘蛛を拾ってしまいました(´A`)

2022年07月13日 | イオウイロハシリグモ
夕方、仕事帰りに、農道を車で走っていると
道の真ん中に、茶色いものが落ちているのが見えました。
それをまたぐように通り過ぎて、何だろうと気になって
車を停めて見に行くと、それは大きな蜘蛛でした。


見たところ傷ついた箇所もないのに、ピクリとも動きません。
小枝で体を起こしたとき、草むらから蜂が飛んできて蜘蛛の周りをグルグル回り始めました。
ああ!そうか!
きっとこの蜘蛛をしとめた狩り蜂です。
止まることなく、ずっと飛び回っているので写真は撮れませんでしたが
後で画像検索したら、クモバチ(ベッコウバチ)の仲間のようでした。
そのまま、そっとしておけばよかったのですが・・・


農道とはいえ道の真ん中で、夕方は車の通りが多いので轢かれてはいけないと思い
蜘蛛をつまんで道の端へ寄せたら、蜂がパニックになってしまいました└(゚ロ゚;)┘
すぐ目の前に居るのに、一度見失った蜘蛛を見つけられなくて右往左往しています。
蜘蛛のすぐ上を飛んでいるのに、どうしても見つけられないようです。
離れた場所でしばらく待ちましたがダメで、蜘蛛を置いて消えてしまいました。
大きな蜘蛛です。


うかつに手を出してしまい、蜂には申し訳ないことをしました(>_<)
どうしようかと思いましたが、動けない蜘蛛を連れて帰ることにしました。


なんという名前の蜘蛛でしょう?


お腹側はこんな感じです。


「大きな蜘蛛」で検索すると、アシダカグモと、イトグモという名前が出てきました。
アシダカグモはよく家に居るので、見た目で違うと分かりましたが
イトグモだとすると、外来種のドクイトグモという種類がいて、外見はよく似ています。
通常蜘蛛の目は8個ですが、ドクイトグモの目は6個だと書いてあったので、アップで写真を撮ってみました。
う~ん、これは・・・何とも判別しづらい(^^ゞ


次にドクイトグモの体長は、7~12mmとあります。
蜘蛛の体長って、どこからどこまで?庭にたくさんいる蜘蛛なのに
知らないことばかりです(^^ゞ
それで、蜘蛛の体の作りについて調べてみました。

●昆虫の体は頭、胸、腹の3つに分かれていますが
 クモの体は頭と胸が一つになった「頭胸部」と、腹部の2つに分かれています。
●昆虫には3対6本の脚がはえていて、クモは4対8本の脚が生えています。
●昆虫の頭部には触覚があり、クモには触肢(しょくし)がある、などなどです。

そうか!顔のところでまるで脚みたいに動くのは、触覚と同じ役目の触肢なんですね。
脚が進化したと考えられるので「肢」という字で書くそうです。
それで、蜘蛛の体長は、頭胸部から腹部までで測るということが分かりました。
さっそく測ってみると、20mm以上ありました。
ドクイトグモではないみたい、良かった~(^-^)ゝ



大きな蜘蛛がうちに来て今日で6日経ちました。
相変わらずまだ自力で移動するような動きはできませんが
毎日朝晩、脚を撫でて刺激を与えていたら
少し反応して、脚を上げられるようになってきました。


蜘蛛は短期間の絶食には耐えられるらしくて、水分だけでも補給できたらと
湿らせたペーパーを口元に置いたり、今日はスポイトであげてみました。
麻痺しているので、飲めたかはわかりませんが、乾燥しないように飼育ケースに霧吹きをしています。


麻酔が切れてもし動けるようになったら、外へ放してあげたいです。
なんという名前かも、もう少し調べたいと思います(^_^)
コメント (2)
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