風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ふたり散歩

2023年01月12日 | 散歩
部屋の中は寒いのですが、洗濯物を干しに庭に出てびっくり!
なんて暖かいの?春がきたみたい。
居間で椅子に座り、テレビのお守をしている母に
「外が春みたいだよ、散歩に行こうよ」と声をかけると
意外にも二つ返事で「行く!」とのこと。
ふだんは面倒だから動きたくないと言うことが多いのですが
さすがに、テレビばかりみて座っていることに危機感を感じていたようです。

行先は、近所の田舎道。
昔、うちにワンコが居た頃、母が車でワンコを連れてでかけて
一緒に歩いた道です。
写真の奥は人が暮らす街?方面で、反対側はもっと山奥に続いています。


スタートして最初に見つけた草花。
オヤマボクチみたいだね、と母が言ったアザミです。


南向きの斜面で、花びらの色を残しながら種になっていく途中のようでした。
それにしても、母はこういうのを見つける目の力が凄いです。
動体視力という言葉があるけど、それとは逆に
周りの景色に溶け込んでいる動かないものを
いち早く見つける視力がずば抜けている感じがします。



「うわ~、可愛い。」
これを見て、思わず同時に言った母と私(笑)
枯れた草の種や、葉を落とした樹木の梢などを美しいと思って
冬枯れの景色も大好きなところが似ているの、不思議だなと思います。


色んな想いが浮かぶ・・・
母の後ろ姿。


ホトケノザの花が土手のあちらこちらで咲いていました。
ホトケノザは、厳冬期でも霜をまといながら花を咲かせています。
なんだか一年中、土手に生えている気がするけど、生育期はいつなんだろう?

調べてみたらホトケノザは「越年草」といって
秋に芽吹いて冬を越し、春に開花する植物だそうです。
では、夏には枯れているということ?
うーん、記憶ではホントに一年中生えてると思うんだけど・・・
今年の夏は”要観察”です!


田んぼを一周して、日陰が気持ちいいくらい汗ばんでいます。
「あの山の奥には珍しい花があった」とか
「ひとりであの鉄塔まで登って行った」とか
歩きながら、母は元気だった頃の思い出を話します。


この辺りの田んぼは、今年は麦畑になるようです。
マメアサガオの種。


用水路にかかっている橋が・・・
よく見ると電柱を3本、コンクリートで固めたものでした。
お手製?もらい受けて作ったのかな?
渡ってみたけど強度は大丈夫でした。


そろそろスタート地点に戻ってきました。


最後の最後に、お宝発見!
赤い実、サルトリイバラを見つけました。


活けたいから取って、と言うのでトゲに刺されながら
お土産にちょっとだけ貰ってきました。
高砂百合の鞘と、ガマの穂も一緒に。


「また行こうね、今度はもっと奥まで歩こうか」
帰ってきてからも楽しそうな母でした。
一緒に散歩できてよかったな。
今日の日に感謝です、ありがとう(#^^#)
コメント (6)
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