風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ジュズダマの花が咲きました

2023年08月01日 | 雑草のタネをまいてみた
ヘンテコリンな花が咲きました。

ジュズダマの鉢植えを10号鉢に植え替えてから約2週間後
朝水やりをしたとき、つぼみみたいなものを見つけました。


5日後、つぼみみたいなもの(笑)を頭に付けた実みたいなもの(笑)が
葉の付け根から、押し出されるように生まれました。


「ムニュ」っという感じで、葉の付け根から次々に球が押し出され
更に、頭の上から、白いブラシ状のものがチロ~っと伸びてきました。
川の土手にジュズダマはたくさん生えているけど
花を見るのは初めてです!


調べるとジュズダマの花の造りはかなり複雑で
難しい用語が出てきて、理解するのが大変でした(^^ゞ
なので、めちゃめちゃザックリと書きます(笑)
ジュズダマの花は、写真の丸で囲んであるもので1セットです。


実みたいに見えるものは「壺」と呼ばれ、この中に雌花が3個入っています。3個中、1個の雌花だけが白いブラシ状の柱頭(ちゅうとう)を伸ばしています。(柱頭とは、めしべの頂部、花粉の付くところです)残りの雌花2個は退化して、壺の中で縮こまっているのですが、その存在理由がスゴイの!

水辺に生えるジュズダマは、動物に食べられる事がなく、水に浮いて散布されます。流されている間は壺に水が入らないように、退化した雌花がフタの役目をしているらしいです。
子どもの頃、ジュズダマでブレスレットを作るとき、糸を通すために実の中にある枯れたものを針で突いて取り除いた記憶がよみがえってきました。あれは雌しべだったのですね!数十年経ってから巡り合った真実(^m^)感慨深いです。自然界は本当にムダなく良くできていると感心しました。


頭から出ているとんがり帽子みたいなものと、壺の付け根から垂れ下がっているものは雄花です。
雄花が咲きました(#^.^#)
かんざしのように揺れてとても可愛らしいです。


自分の花粉で受粉しないように、雌花の柱頭が枯れてから雄花が咲いて花粉を出し始めます。


ジュズダマは花粉を風に運んでもらう「風媒花」です。
写真を撮ろうとして、少し雄花に触れただけで花粉が白い煙のように漂いました。


**
数日後、役目を終えた雄花が茶色くなってきました。


でも、猛暑の直射日光などものともせず、次々と新しい実(壺)が出てきて雄花が咲き
ジュズダマの鉢はお祭り騒ぎです(^m^)


植え替えてから2週間でこんなに成長しました。
今日草丈を測ったら、140cmになっていました。
ブレスレットが作れるくらい実がなるといいなと思います(#^.^#)