7月の半ば頃、夕方仕事から帰る途中、農道に何か落ちているのを見つけました。
少し過ぎたところで車を降りて、走って見に行くと、大きなトンボでした。
「オニヤンマだ!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/d5/dc0cd04b8ec7822d7b763c9fbc8eb2a5.jpg)
たぶん走っている自動車とぶつかったのでしょう。
飛べないようですが、足をしきりに動かし、まだ生きています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/65/8ce77a09f779651fb241f5acc8c5b32c.jpg)
脳震盪を起こしただけなら、休めば飛べるかも。
連れて帰って様子をみることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/76/8a0e8efc3aaee3b245735518fa0176ff.jpg)
それにしても、大きい!
まるでヘリコプターみたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/65/ad7013ff94ec7793dd3da8c8389323b9.jpg)
そういえば・・・「虫よけオニヤンマ」があったのを思い出して、持ってきました。
野外活動のとき、これを上着や帽子、バッグに付けておくと蜂などが寄ってこないらしいのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/be/0bda9cc90e843a296c3fd5bc68acfbc7.jpg)
並べてみると、なるほど実物とそっくりです。
目が離れているところと、黄色の縞模様が強調されているのが違うかな・・・
でも、パッと見ただけでは、区別がつかないくらいよくできています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ab/625e62ab8e18f75144a5498fa010ff22.jpg)
ネコが入らないように部屋のドアを閉めて、網戸につかまらせておきましたが
その日の夜には残念ながら死んでしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/d4/4c190459076b0c25fc6924be8d6b7265.jpg)
オニヤンマの成虫が見られる時期は6月~9月で
成虫の寿命は、羽化してから1~2か月ほどだそうです。
この子は事故で命を落としてしまい気の毒でしたが、せめて寿命期間を生きていたらいいなと思いました。
それから、今回オニヤンマのことを調べてびっくりしたのは、その幼虫期間の長さです!
ヤゴの状態で3~5年、10回も脱皮を繰り返してやっと成虫になるそうです。
セミと変わらないくらい幼虫時代が長いのです!
では、大型トンボのギンヤンマはどうだろう?調べてみてまたびっくり。
ギンヤンマの幼虫期間は、長くても8ヶ月で、その間13回も脱皮するそうです。
人生いろいろ、トンボもいろいろですね(^m^)
**
そして一昨日、また道に落ちているオニヤンマを拾いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/b6/d0fe2757827e47a96cf11223fe91c274.jpg)
このあたりは川と田んぼが広がる中に、まっすぐ農道が通っているので
生き物が暮らす中を車は結構なスピードで走っています。
トンボやカエル、トカゲヘビなどが轢かれていることが多くて、見るたびに心が痛みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/5f/49550239fd8c7dcea2ca09dcc1df6c4f.jpg)
指につかまる力があったので、助かるかもと思い連れ帰りました。
前回の子より一回り小さくて、性別を調べたらオスでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/5f/bf0ce97e8b3f4c09a4dfd7dd20e10c82.jpg)
トンボのオスの特徴は、写真のこの辺り(腹の第2、第3節)に交尾に使う器官があります。
メスのお腹はスッとなめらかだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/37/8ae292a030f213add050a2cd3c9e4343.jpg)
それからもうひとつ、腹の先(ついつい、しっぽと言ってしまうけど)には、上下に「付属器」があって
交尾中、この器官でメスの頭をガッチリと掴んで離さないのだそうす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/bf/53bb2cf517bf91ea6e7513cf0642347c.jpg)
メスの方は、この部分に尾毛という毛が生えていて
腹の下側に産卵弁があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/3f/374674b20ff03aff166c09882c14fd7e.jpg)
蜘蛛にあげていたように、筆に水を含ませて口元へ持っていったら
アゴを動かして少しだけ飲んだようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/4f/081223f0ee7782010dce9cf032087096.jpg)
網の中へ入れて一晩、部屋で様子を見ましたが
翌朝、もう動かなくなっていました。
せめてこの子も交尾を終えていて、子孫を残せていたらいいのにな・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/a2/e1682fcde56ee2faa708c6239d6b0448.jpg)
オニヤンマの死骸は、土に埋めて微生物に分解してもらうことも考えましたが
庭で小さな虫たちの糧になるように、草の中へ置いてきました。
飛んでいる状態では見られない体のつくりを観察させて貰え、感謝です。
ありがとうございました。
少し過ぎたところで車を降りて、走って見に行くと、大きなトンボでした。
「オニヤンマだ!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/d5/dc0cd04b8ec7822d7b763c9fbc8eb2a5.jpg)
たぶん走っている自動車とぶつかったのでしょう。
飛べないようですが、足をしきりに動かし、まだ生きています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/65/8ce77a09f779651fb241f5acc8c5b32c.jpg)
脳震盪を起こしただけなら、休めば飛べるかも。
連れて帰って様子をみることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/76/8a0e8efc3aaee3b245735518fa0176ff.jpg)
それにしても、大きい!
まるでヘリコプターみたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/65/ad7013ff94ec7793dd3da8c8389323b9.jpg)
そういえば・・・「虫よけオニヤンマ」があったのを思い出して、持ってきました。
野外活動のとき、これを上着や帽子、バッグに付けておくと蜂などが寄ってこないらしいのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/be/0bda9cc90e843a296c3fd5bc68acfbc7.jpg)
並べてみると、なるほど実物とそっくりです。
目が離れているところと、黄色の縞模様が強調されているのが違うかな・・・
でも、パッと見ただけでは、区別がつかないくらいよくできています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ab/625e62ab8e18f75144a5498fa010ff22.jpg)
ネコが入らないように部屋のドアを閉めて、網戸につかまらせておきましたが
その日の夜には残念ながら死んでしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/d4/4c190459076b0c25fc6924be8d6b7265.jpg)
オニヤンマの成虫が見られる時期は6月~9月で
成虫の寿命は、羽化してから1~2か月ほどだそうです。
この子は事故で命を落としてしまい気の毒でしたが、せめて寿命期間を生きていたらいいなと思いました。
それから、今回オニヤンマのことを調べてびっくりしたのは、その幼虫期間の長さです!
ヤゴの状態で3~5年、10回も脱皮を繰り返してやっと成虫になるそうです。
セミと変わらないくらい幼虫時代が長いのです!
では、大型トンボのギンヤンマはどうだろう?調べてみてまたびっくり。
ギンヤンマの幼虫期間は、長くても8ヶ月で、その間13回も脱皮するそうです。
人生いろいろ、トンボもいろいろですね(^m^)
**
そして一昨日、また道に落ちているオニヤンマを拾いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/b6/d0fe2757827e47a96cf11223fe91c274.jpg)
このあたりは川と田んぼが広がる中に、まっすぐ農道が通っているので
生き物が暮らす中を車は結構なスピードで走っています。
トンボやカエル、トカゲヘビなどが轢かれていることが多くて、見るたびに心が痛みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/5f/49550239fd8c7dcea2ca09dcc1df6c4f.jpg)
指につかまる力があったので、助かるかもと思い連れ帰りました。
前回の子より一回り小さくて、性別を調べたらオスでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/5f/bf0ce97e8b3f4c09a4dfd7dd20e10c82.jpg)
トンボのオスの特徴は、写真のこの辺り(腹の第2、第3節)に交尾に使う器官があります。
メスのお腹はスッとなめらかだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/37/8ae292a030f213add050a2cd3c9e4343.jpg)
それからもうひとつ、腹の先(ついつい、しっぽと言ってしまうけど)には、上下に「付属器」があって
交尾中、この器官でメスの頭をガッチリと掴んで離さないのだそうす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/bf/53bb2cf517bf91ea6e7513cf0642347c.jpg)
メスの方は、この部分に尾毛という毛が生えていて
腹の下側に産卵弁があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/3f/374674b20ff03aff166c09882c14fd7e.jpg)
蜘蛛にあげていたように、筆に水を含ませて口元へ持っていったら
アゴを動かして少しだけ飲んだようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/4f/081223f0ee7782010dce9cf032087096.jpg)
網の中へ入れて一晩、部屋で様子を見ましたが
翌朝、もう動かなくなっていました。
せめてこの子も交尾を終えていて、子孫を残せていたらいいのにな・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/a2/e1682fcde56ee2faa708c6239d6b0448.jpg)
オニヤンマの死骸は、土に埋めて微生物に分解してもらうことも考えましたが
庭で小さな虫たちの糧になるように、草の中へ置いてきました。
飛んでいる状態では見られない体のつくりを観察させて貰え、感謝です。
ありがとうございました。
車も、そういった昆虫や微生物は、命とは思っていませんから。
我が家の庭も、秋は微生物の営みがあちこちに見られまして。
先日は、ヤモリが侵入してすばるの玩具に。
百足ではなかったので、捕まえて外に。
何と指先に噛みつくんです。
いてて、という位です。
揚羽の幼虫、今朝は3匹に。
2㎜です。
1cmと7㎜も、今の処健在です。
バッタが枇杷葉の軟らかい葉を齧っております。
とても楽しいですね(#^.^#)
春から夏、秋へと咲く花の移り変わりとともに
小さかったカエルやトカゲが大きくなってきて
何処かへ出かけなくても、庭で四季を感じられて幸せです。
うちもヤモリをネコが捕まえて、危機一髪でした(^^ゞ
捕まえて逃がす時、指を嚙まれました。
可愛い痛さでした。
揚羽の幼虫、この時期にチビちゃんだと越冬組かもしれませんね。
アシナガバチの狩りが終わっているので、無事に羽化する確率は高いです。
蝶も危険を回避するために、時期をずらして産卵するのでしょうね。
バッタさん、枇杷の葉を食べて元気100倍ですね(#^.^#)
fuyuさんの掌に🙌大事にのせられ助け出された虫さん達を観て
愛情が伝わって来て胸がジーンとします(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
オニヤンマの虫除けイイですね👍
スズメバチが活動していて最近はあまり土の道を歩けません
我が家の庭はお隣さんのお子さんが放したカナヘビがいっぱい居ますよ
ヤモリの赤ちゃんを救出した時は
小指に巻きついて可愛かったです💛
コメントをありがとうございます!
お隣さんのお子さん、生き物に興味があるのでしょうか
「それ行け~」と、カナヘビを放つ様子を(ちょっと誇張して)
想像して楽しい気持ちになりました(笑)
ヤモリ救出作戦は、あちらこちらで発動しているのですね!
チビヤモリさんたちも、無事に夏を過ごして
大人になって欲しいですね(^^♪
こんなに何度もオニヤンマに出合えてうらやましい環境ですね( ☆∀☆)
本当に綺麗なトンボですね~。幼虫の期間の長さには驚きました、教えてくださってありがとうございます。
最近は大きなトンボを見なくなりましたが、
里山の道を自転車に乗ってぶらぶらしている時、ギンヤンマとすれ違ったことがあります。丸い頭をグルッと回して私を見ました。そしてまもなく引き返してきて、またもや私を睨みつけてました、怖かったです(^o^;) ← 私の自意識過剰でしょうか?
今日は台風が通過しましたが、我が家のせまーい花壇で生まれてくれたアゲハチョウの緑色の終齢幼虫さんは、うまく隠れて無事でした♪ 海のそばなので潮風は厳禁なのです(ToT)
オニヤンマとタマムシには、夏の間に一度は会いたい、会う!と決めているので
今年も両方ともに出会えて良かったです(#^^#)
オニヤンマが5年も幼虫で過ごすのを知って、セミかっ!と思わずつぶやきました。
セミは幼虫期間7年と言われているけど、ホントは5年くらいだそうです。
知った後では見た目が変わる!その辺を普通に飛んでいる虫さんたちの生い立ちを思うと
生きているだけで尊いと思ってしまいます(#^^#)
ギンヤンマのオスは縄張りの中をを行ったり来たりして、パトロールしているそうです。
お腹の辺りが空色なのがオスで、緑色がメスです。
ちょうどお良しさんがトンボの縄張りに入っていたのですね(^^♪
幼虫さんに潮風は厳禁なんて、初めて知りました(@_@)
山に囲まれて生活しているので、海辺の暮らしって・・・地域によって様々ですね。
これからの季節、自転車で風を切って走るのは気持ちいいでしょうね!
お出かけされたブログを、楽しみに読ませて貰います(#^^#)