アシナガバチ観察記録の続きです(#^.^#)
自転車のフレームに作られた巣は、相変わらず小さいままでした。
左側が5月5日、右側が6月13日の写真です。
この巣は位置的に下から巣の中を見ることができませんが
巣をよく留守にして幼虫のエサを狩りに行っています。
巣が小さいのは、決して怠けているわけではないようです。
6月15日、待望の第一子が羽化しました!
巣の下に居るのが女王バチで、屋根につかまっているのが子どもです。
女王バチは体がひと回り大きく、色合いも少し茶色っぽいです。
女王バチが出掛けている間、娘はボンヤリとお留守番です(^m^)
でもしばらくした頃、とても素敵な光景を目にしました。
ある日帰ってきた女王バチが、持ってきた肉団子を噛み切って
娘に3分の1くらいの量を分け与えました。
この子にも餌をあげるの?と最初そう思いましたが、違いました。
女王バチは娘と向かい合って、肉団子を噛み砕き始めました。
幼虫に与えるエサの丸めかたを教えているようです!
前脚で何度も回転させては、大アゴで団子を噛み砕いていきます。
女王バチは素早くできますが、娘の方はぎこちなくゆっくりと噛んでいました。
アシナガバチは幼虫の大きさに応じて、エサの内容を変えて与えます。
よく噛んで液体にしたものは、まだ小さな幼虫のためです。
先に仕事が済んだ女王バチは、巣穴に顔を入れて幼虫にエサを与え始めました。娘はその横でまだお団子を噛み続けています。
それから、エサを与え終わった女王バチが、娘から残りの肉団子を受け取ってまた、巣穴に顔を入れて幼虫に給餌をしている横で身づくろいをしている娘バチは、少し満足気な様子に見えました。
誰に教わったわけでもなく、巣を作れたり子育てできるのは本能だと思っていましたが
もしかしたら、母から子へそして姉妹たちへと技術が受け継がれていくのかもしれないと思いながら、微笑ましい仕草を眺めていました。
*
3日後、第二子が羽化して家族が3匹になりました。
この自転車の巣が平和だったのは、ここまででした。
巣が外から丸見えなので、そろそろ覆いをしなければと思っていた矢先・・・
スズメバチに襲われました。
大きなハチが2匹でやってきて、巣の中の幼虫を引きずりだしていたので
夢中でホースの水で追い払ったのですが遅かったです。
ここでの営巣をあきらめさせるため、巣を落とした方がいいのか
悩みましたが、一生懸命巣を修復する姿を見ると決心がつきませんでした。
またスズメバチが来たらどうしよう、と毎日見張っていましたが
よく考えたら、巣にはもう餌となる幼虫がいないのです。
スズメバチも賢くて、巣が回復するまでは襲ってこないのでしょうね。
そんなこと知ってか知らずか、アシナガバチの家族は毎日コツコツと働いています。
**
7月になってから、巣を見るたびに女王バチが1匹だけのときが多くなりました。
そして、1本だけ巣穴が伸びていて、そこにはフタがされていました。
スズメバチの襲来から運よく逃れた幼虫がいたようです。
なんとか頑張って手を伸ばし、下から巣の中を写してみました。
幼虫は見当たらないし、なぜか卵も産んでいないようです。
昨日の午後、女王バチが巣にぶら下がってつかまり、太陽が照り付ける中で
翅を震わせて巣穴に風を送っている様子を見かけました。
小さな虫の親心に心がキュッとなりました。
30秒ほどの短い動画です。
「アシナガバチの女王、幼虫のために羽ばたいて風を送る」
西日が防げるように、すだれを立てかけました。
それと、ちょっと気になることがあるのですが
2匹の娘たち、働きバチの姿をここ1週間ほど見ていないのです。
どうしたんだろう?
この巣の行く末がとても心配ですが、見守っていきたいと思います。
自転車のフレームに作られた巣は、相変わらず小さいままでした。
左側が5月5日、右側が6月13日の写真です。
この巣は位置的に下から巣の中を見ることができませんが
巣をよく留守にして幼虫のエサを狩りに行っています。
巣が小さいのは、決して怠けているわけではないようです。
6月15日、待望の第一子が羽化しました!
巣の下に居るのが女王バチで、屋根につかまっているのが子どもです。
女王バチは体がひと回り大きく、色合いも少し茶色っぽいです。
女王バチが出掛けている間、娘はボンヤリとお留守番です(^m^)
でもしばらくした頃、とても素敵な光景を目にしました。
ある日帰ってきた女王バチが、持ってきた肉団子を噛み切って
娘に3分の1くらいの量を分け与えました。
この子にも餌をあげるの?と最初そう思いましたが、違いました。
女王バチは娘と向かい合って、肉団子を噛み砕き始めました。
幼虫に与えるエサの丸めかたを教えているようです!
前脚で何度も回転させては、大アゴで団子を噛み砕いていきます。
女王バチは素早くできますが、娘の方はぎこちなくゆっくりと噛んでいました。
アシナガバチは幼虫の大きさに応じて、エサの内容を変えて与えます。
よく噛んで液体にしたものは、まだ小さな幼虫のためです。
先に仕事が済んだ女王バチは、巣穴に顔を入れて幼虫にエサを与え始めました。娘はその横でまだお団子を噛み続けています。
それから、エサを与え終わった女王バチが、娘から残りの肉団子を受け取ってまた、巣穴に顔を入れて幼虫に給餌をしている横で身づくろいをしている娘バチは、少し満足気な様子に見えました。
誰に教わったわけでもなく、巣を作れたり子育てできるのは本能だと思っていましたが
もしかしたら、母から子へそして姉妹たちへと技術が受け継がれていくのかもしれないと思いながら、微笑ましい仕草を眺めていました。
*
3日後、第二子が羽化して家族が3匹になりました。
この自転車の巣が平和だったのは、ここまででした。
巣が外から丸見えなので、そろそろ覆いをしなければと思っていた矢先・・・
スズメバチに襲われました。
大きなハチが2匹でやってきて、巣の中の幼虫を引きずりだしていたので
夢中でホースの水で追い払ったのですが遅かったです。
ここでの営巣をあきらめさせるため、巣を落とした方がいいのか
悩みましたが、一生懸命巣を修復する姿を見ると決心がつきませんでした。
またスズメバチが来たらどうしよう、と毎日見張っていましたが
よく考えたら、巣にはもう餌となる幼虫がいないのです。
スズメバチも賢くて、巣が回復するまでは襲ってこないのでしょうね。
そんなこと知ってか知らずか、アシナガバチの家族は毎日コツコツと働いています。
**
7月になってから、巣を見るたびに女王バチが1匹だけのときが多くなりました。
そして、1本だけ巣穴が伸びていて、そこにはフタがされていました。
スズメバチの襲来から運よく逃れた幼虫がいたようです。
なんとか頑張って手を伸ばし、下から巣の中を写してみました。
幼虫は見当たらないし、なぜか卵も産んでいないようです。
昨日の午後、女王バチが巣にぶら下がってつかまり、太陽が照り付ける中で
翅を震わせて巣穴に風を送っている様子を見かけました。
小さな虫の親心に心がキュッとなりました。
30秒ほどの短い動画です。
「アシナガバチの女王、幼虫のために羽ばたいて風を送る」
西日が防げるように、すだれを立てかけました。
それと、ちょっと気になることがあるのですが
2匹の娘たち、働きバチの姿をここ1週間ほど見ていないのです。
どうしたんだろう?
この巣の行く末がとても心配ですが、見守っていきたいと思います。
人間なら、思いつかないことも、一体この知恵をどのように見つけるのでしょう。
テレビは久しく観ていませんが、庭の徘徊時に目につく自然界の不思議さに思わず足が止まります。
爬虫類や昆虫が、持っている色だけで綺麗扱いされるのも疑問です。
惹いては、人類に還ってくることに気づかない。
便利で快適さだけで、文句たらたら・・・
現状を生きて逝くには、どうしたらいいか?一生が学びですね。
まさに生きることの尊さです。
お教え心に刻みます。
有難うございます。
観察したことを脳内でハチさん一家の物語にして
ハラハラドキドキ♡
虫を見て好きな事をしているだけでございます(^^ゞ
私もテレビはあまりみないのですが
植物や昆虫、人体などの仕組みに関するドキュメンタリー番組が好きで
いまNHKで放送してる「ヒューマニエンス40億年のたくらみ」
それから、「ヴィランの言い分」という番組をみています。
ヴィランというのは、世間から嫌われている様々な生き物や事象のことで
蜘蛛や蠅、蛇や蜂などの「言い分」(能力)を最新の研究で解き明かすという内容です。
もしお時間があれば一度覗いてみてください(^O^)/
感動しました
人間も見習わないとです。
人間は子殺しも多いです。
私がそうかなと感じただけですが
蜂も、最初に生まれた子に生きる術を教えているようでした。
カラスもいま、春に生まれて親離れする前の子を連れて
英才教育の真っ最中です。
親を食べる虫はいるけど、子を食べる親はいないようです。
人が見習わなくてはいけない事がたくさんありますね(^^ゞ
聞いてください。悲しい気持ちでいます。
我が家の隣は空き家で、玄関の瓦の中に蜂が巣を作っていました。
ある日、少し離れたご近所さんの奥さん2人が、「 お宅のベランダの下に蜂が巣を作っていますよ 」と言ってこられました。
「 使っていないベランダなので構わないです 」と答えたら、「 何言ってるんですか。刺されたり、洗濯物に入ったりしたら、どうするんですか。近所迷惑になるのですぐに駆除してください 」
高いところなのでと届かないだろうからと、長い竿まで持参です。
辛いけれど落としました。
田舎育ちの私には蜂は飛んでるもので、家の軒には蜂の巣があるものでした。
こちらから攻撃しなければ、刺しませんよ。
それでなくても自然は厳しいのに、都会では人間も怖い存在です。
今度は、fuyu325さんのところに生まれておいでねと別れました。
顛末を読ませていただき、本当に悲しい気持ちになりました。
インターネットで蜂を調べると、駆除業者さんのHPがたくさん出てきます。お仕事なので仕方ないのですが、アシナガバチの危険性を誇張していたり、アシナガバチの巣があると天敵のスズメバチも来るから駆除は必要と書いてある業者さんもあります。でも、天敵のヒメスズメバチは攻撃性が低く大人しい種類なので、いたずらに怖がる必要はないそうです。
巣を落とすとき辛かったでしょうね。
なんとも、やるせない気持ちになります。
働き蜂が数匹いたのなら、新天地でまた営巣をすると思います。
昆虫の「諦めない気持ち」は凄いです。応援したいですね(#^^#)
蜂さんのことで私を思い出してくださって嬉しかったです、ありがとうございました。