5時に目覚ましをセットし
しばしの仮眠に入ったのでしたが、
最近の”睡眠障害”の
ひどい事、ひどい事!
2時間で目が覚めてしまいました(笑)
ぼ~っと、していても仕方ないので荷物を車に放り込んでいざ出発。
5時に出発した訳ですが、この時間が正解の時間だったようです。
結構遠かったですね~、雄大な浅間山が出迎えてくれた現地到着が
7時を過ぎていました。
そして、少し離れている
駐車場から、シャトル
自家用車(?)の送迎も
ありましたが、アップも兼ねて
会場に徒歩で向かったのですが、この時点で暑い!!!
確か、温度計は23℃を示していたような気がしたのですが、
日差しが強いせいでしょうか、とても暑く感じました。
それでも、日陰に入ればひんやりした空気が心地よく、
まあ、何とかなるさと高をくくっていました。
会場を
うろついていると
こんな風景も
目撃して
しまいました。
後に、一緒にスタートする事になるのですが、それらの事は
大変申し訳ありませんが、私は触れずに自身の事だけを書こうと思います。
詳細は、《遊楽さん》のブログで・・・、お願いします。
そんなこんなで、スタートです。
しかし並んだ位置が悪すぎました。前過ぎ!
ろくな練習もしていないのに、ほぼ真ん中ではどうしても
周りにあおられて、スピードを抑える事ができなくなってしまいます。
案の定、初めからの下りのコースと相まって自分のペース配分を
めちゃめちゃに狂わせてくれました。
前日に、《いかりんさん》よりコースのレクチャーを受けていたのですが
全くその事が頭から飛んでしまいました。
パタパタと下りを走る自分の足音に何か違和感を感じてしまいます。
何かがおかしい。上りでも、足の運びやストライドに以前と違った感覚。
しかも早くも坐骨神経痛が痛むといった中で、5kmのラップが
24分50秒。まあ、多少遅いがロスタイムもある事からこんな物だと
考えるも、普通は22~23分台で走っている為、やはり焦りがでて、
次のラップが23分39秒。
な~んだ、オレって結構走れるじゃん!
そう思いながら、折り返し。
しかし、これからが自分でも不思議で仕方ないのですが、
思いっきりのブレーキ。
全く、前に進まない!!!
何人のランナーに抜かれた事か・・・!
こんな距離で、これ程がっくりとスピードが落ちたのも初めて。
悔しくって悔しくって、それでも動かない足は言う事を効かない。
上半身は折れ、膝は上には上がるのだけれど前には出ないと言った
全く推進力の無い走り。
まるで、幽体離脱をして自分の姿を見つめるが如く、はっきり自分の
姿が見えるのです。
あ~あ、なんともみっともない姿、もういやだ~!!!
そうすると、今まで一度だって考えた事の無い収容車の事が
頭をよぎる。もう・・・歩こうか・・・乗せてもらおうか・・・。
そんな時「一路さ~ん!」 うら若き女性の私を呼ぶ声!
折り返しを少し過ぎた位置で、甘党の《まゆさん》確認、そしてハイタッチ!
やっと我を取り戻しました。
残念ながら《キャサリン》は確認できなかったのですが、近くに
いらっしゃったようねですね、ごめんなさい、分かりませんでした。
いっぺんに”棄権”という弱気の虫に取り付かれた自分に勇気がわいてきました。
ありがとう!まゆさん!!!
それから、良かった時の自分のフォームを思い出すべく
ポジションはここだとか、着地はその角度だとか、腕振りはこの位置まで
だとか、試行錯誤。それでもラップはなんと29分16秒。
確かにアップダウンはありましたが、この区間が一番その高低差の
少ない場所。本来ならばラップタイムは最小のタイムになる所です。
それが過去に無いワーストタイム!
それでも何故か、そんなタイムは頭の片隅にも存在しませんでした。
腰が入った足裁きができれば、「そうそう、これだ!」とうなずき、
かなり傾斜のある上りの時は「もっと腕を振れ!」と、・・・。
そして、最後の直線。
やっと、「これだ!この走り!!!」と、いうものを掴んだような気がします。
この間のラップが27分40秒。
もうここまできたら、時間なんて関係なし。
そう納得した自分なりの走りができればそれだけで良いと
必死に歯を食いしばり最後の1kmちょっとを5分34秒。
合計1時間51分05秒でのゴールでした。
もちろん、過去最低のハーフのゴールタイムです(涙)
正直、得る物も多かったこのレースでもありましたが
恐らく一生忘れられないくらい苦しいレースでもありました。
そして、成績の悪いレースこそが自分を育てるのにとても重要だという事も
教えてもらったレースでもありました。
そして、ゴール後《チェリーさん》や、《ユウさん》達とも合流し、しばしの談笑。
しかし、残念ながら私にはまだやらなければならないない事があるので、早々に
失礼させていただきました。皆さん、また逢いましょう!
”坂”を今シーズンのテーマと
位置付けている割に、全く意に
反してしまった今回のレース。
このままでは、いけませんよね。
あっちが痛い、こっちが痛い、
な~んて言っていたのでは、
何時になっても前には進めません。
もっともっと、頑張らなければ・・・。
それこそが、「オヤジの根性、見せてみろ!」の第1章なのです。
つづく・・・。