今年も残すところ360日あまり・・・
などと言うと、下手な漫才師の台詞。
何か新年の冒頭に景気の良い話はないかと
この日まで更新をせずに待っていたが
そんな話はいつまで待っても
ありはしない。
逆にその方が
安心感のある新年と言えるのかと、まさしく貧乏性の根の部分が
出てしまったりする。
それにしても今年は昨年以上に過酷な年となりそうだ。
なんと神社の役(年番)まで廻ってきてしまった。
早速今日、その役目として地元神社の初祈願祭に行ってきた。
神殿の掃除や役員へのお茶だしから、宮司へのおもてなし、
注文のお守りの配布に至るまで、実に仕事が多い。
大切なお役目。
今年1年、春夏秋のお祭りをはじめ、
そのほかの行事に至るまで
しっかり勤めていこうと思う。
また、今年が2年目の
自治会体育行事の役員も今年が山場。
今年は『長』として、
皆をまとめていかなければならない。
これは非常に神経を使う役目となるようで、今から少しビビリ気味であるが
何も命までとられてしまうような事はない。
ど~んと、受けてたつぐらいの気持ちで向かおうと思っている。
とりあえず、今年3月で隣組の班長は終えるし、農協系の班長も終える。
仕事量とすれば、今年と同等ぐらいであったとしても、やはり今年の方が
役としても重みが増すだろう。
当然ではあるが、今からしっかり覚悟を決め、
最後までしっかりとやり遂げなければならないのだ。
そうすることが、この田舎で生きていく為の大事なお役目なのだから。
それは長男二路の受験。
とりあえず、昨年に滑り止めの高校は
内定を貰っているそうだが
第一希望の入試はまだまだこれから。
我が家は逼迫しないと、
まるでやる気を出さない
ホントに悪い家系で
今頃、塾に泡くって通いまくり、夜遅くまで教科書とにらめっこの毎日。
しかし幸運にも、その塾長が同じ走友会の仲間であり、この愚かな長男にも
最善を尽くしてくれているらしい。
この塾長との出会いは本当に偶然であり、こういうことをホントの
幸運と言うのだろうとも思う。
塾長が苗字から、もしかして・・・と二路に尋ねたそうだ。
私はそんなこととは全く知らず・・・であったのだ。
まあ、いぜれにせよ出来の悪いせがれの事、塾長には本当に
苦労をかけてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
今年は、はっきり言って
走る時間も昨年以上に
制限されてしまいそうな勢い。
ここにきて大変調子も
上がってきただけに
少し残念であるが、これも致し方ない。
この時さえ越えればまたしばらくの間、
走ることに専念できるのだと言い聞かせて、今年から来年の3月末までは
そちらの事を優先してゆかねばならない事で、今は納得もしている。
ゆくゆくは、ウルトラなども走りたいとは思っているが、ここはしばらく我慢。
なるべく時間をかけず、効率的に練習をしていこう。
していかねばならぬ年齢となってしまった。
自分などはまだまだ若すぎると
思っていたのだが、
周りを見渡してみると
高年齢化が進み
逆に身軽に動ける方のほうが
少ないのが現状。
そうなれば私などは重宝に使われ
色々な仕事を負かされるようになっている。
それも私達の年代まで。
それから年下の者達には、このような地元貢献のお付き合いを嫌い
そのような場に出ようともしないし、色々な協力にもかなり消極的だ。
これは私の地元のような地方の農村地帯に限らず、
都会と言われるところにおいても、その土地の文化を継承していこうと言う
気構えが希薄になっていると言われている。
伝統芸能などの消滅にも
繋がっているのだそうだ。
それは時に淋しくも思うが、
よくよく考えてみれば昔、
私もそんな事を嫌う
若者の一人だったではないかと。
しかし、年齢を重ね次第にそんな
文化に触れ合う機会が増え
たくさんの諸先輩方に指導されていくと、それを継承していくことの重要さを
ヒシヒシと感ずる事でもある。
勿論、全てが必要で、まるっきりそのままの状態で良いとも思わないが、
なくなってしまう文化があって良い訳が無い。
今時の若者からは古いと言われようと、それはそれ。
いつか、その重要性に気付くこともあるだろう。
文化とは・・・
継承とは・・・
そして、私のこの一年とはと・・・
その心と現実のギャップにいささか戸惑う、新年のこの日だった。