どうしても普通に戻せない
睡眠サイクルのせいで
早朝、いや深夜に何度も
目覚めてしまいます。
そんな時はひとりぽつんと
ただぼんやり意味の分からない
テレビの画面を見つめていたりするのですが、昨日はこの頃急激に上がりはじめた
日中の高温を避ける為に早朝ランに出かけました。
奇しくもこの日は「ふかや七夕まつり」の最終日。
久しぶりの早朝ランと合間ってこの七夕見物はこの時期の楽しみのひとつ。
今年のの飾りつけはどんなものかとワクワクしながら足を進めるのですが、何しろ暑い。
まだ午前5時、夜が明けて間もないというこの時間でも額は汗でびっしょり。
一歩一歩踏み出すたびに汗がほとばしります。
多くの方が散歩を楽しんでおられます。
遊歩道周辺の田植えの終ったばかりの
田んぼには時折カエルが
スイスイと泳ぐ姿が
見受けれるような
ほのぼのとした風景が続き、
これで爽やかな風でも吹いてくれたならこの暑さも随分和らぐだろうと、
ここにいる人なら誰しも思ったことではないでしょうか。
やがてそんなのどかな風景も終わり、市街地に入ると余計に暑さが身にしみます。
それでも沿道のご家庭で育てているたくさんの花が綺麗で、朝の澄んだ空気と共に
心を癒してくれるのには充分すぎる光景でもあったりもしました。
している間に
遊歩道の
終点であり、
深谷市の
シンボル
でもある
JR深谷駅に到着しました。
トイレ休憩を兼ねて駅の橋上に昇ると深谷の街が一望でき、
自分の住んでいる街を遠くまで見渡せるこの場所は私の好きな場所のひとつでもあります。
そしてトイレを済ませ再びランニングを再開しようとしたところに見覚えのある顔。
なんと地元ランニングチームSRCでいつもお世話になっている石〇岡さんが目の前に。
ジョウロを片手に歩道の花たちに水遣りだそうです。
そしてそれだけではなく、路上でこまっていらしたバッテリー上がりの車のレスキューにと
早朝より大活躍。
こうしたお方のおかげで住みやすく安心して暮らせる街があるのだと改めて感謝。
そして誇りにも思えるような人間性の持ち主であるこの方と同じチームに
入れていただいたことに大きな喜びを感じる瞬間でもありました。
雑談の末、石〇岡さんとお別れをし再び橋上を渡りメインの中仙道方面へ。
という街。
かつて
中仙道の
宿場町として
栄え、
遊女達が
この時期に短冊に願い事を書きつるしたのがこの深谷の七夕まつりの起源とされ、
今やシャッターの閉まった商店が多い中でも老舗の酒蔵や呉服屋など
歴史を感じさせられる御店も未だに残されており、次第に再開発されつつあるこの通りの
未来は決して暗いものばかりではないと感じさせられる部分も
見受けれるようになってもきました。
七夕飾りは
やや規模が
小さくなった
とは言え、
弱めの
風になびき、
さらさらがさがさと音をたてている光景は今も昔も変わりありません。
道の両側にところせましと立ち並ぶ
露天の数に圧倒されつつ歩みを進めると、
やはり私と同じように走りながらこの飾りを楽しんでおられる方もいらっしゃいました。
こうして所々で
飾り付けを
楽しみ
ながらの
静かな
七夕まつり
見物。
思わず笑ってしまうような短冊、とっても可愛い子供のお願い事など
多くの方のお願い事などを拝見しながら進めるランは本当に楽しかったです。
帰り際、お盆も近いことからかつてお世話になった叔父叔母夫婦のお墓にお参りをして
自宅に帰る頃にはすっかり日も昇り、夏の一日の始まりを告げていました。
今日も暑くなりそうな気配。
今年も健康で一年暮らせますようにと
自分の心の短冊に書きつるした
この日でもありました。