
年が明けました。
お決まりの言葉、今年は使いません。
北陸地方を襲った大地震。
多くの方が命を落とし、数え切れないほどの家屋が倒壊しました。
被災された方々に対して心よりお見舞い申し上げたいと思います。
しかし驚いたのは、それにも関わらず日本はお正月のままだでいうこと。
日が変り明るくなり、被害の状況が刻々と明らかになる中、それでもTVでは訳も分からないふざけた番組を垂れ流し続けていたのです。
阪神淡路大震災、東日本大震災、他にも大きな災害が起こる度に心が痛み、日本の国民は鎮魂の中にいたように思います。
番組編成上仕方のないことだとは思いますが、北陸の惨状を鑑みた番組に組み替えることはできないものなのでしょうか。
もし、その様な番組を被災された方々が観たら、”見捨てられた”と、思わないでしょうか。
何も悲惨な災害地の画像をだけを見せていればいいというのではありません。
でも、せめて、はしゃいでる、叫んでいるだけで何を言っているのか分からないような芸人の番組だけは勘弁してもらいたい、そう思うのです。
もちろん、私だけの感想ですから、それが一般的な感情だとも思っていません。
ただ、テレビのスイッチを切りたくなるような、被災者感情を無視したような番組、それはどうなのでしょうか。
大震災に見舞われるたびに「がんばろう日本」と叫ばれていたのに、団結しようって、みんながいるよって励まし合っていた気運。
お正月ってそんなものまで消し去ってしまうほど浮かれていて良いものなのか、考えてしまいました。
くだらない番組は観ない、それで良いとは思いますが、何か釈然としません。
2024年、なんとも複雑な心境のはじまりでした。

多くのひとが神に仏に幸せを祈ったはずの元旦の日です。
自然はそんな事情など一切受け付けず、荒れ狂い人々を苦しめ続けているのです。
本当に無情です。
良いのですか、このままで・・・。
生命が誕生し、その生命が恐竜へと進化しました。
しかし、やがてその恐竜の世界が滅びました。
人間の世界も恐竜と同じ運命をたどるのでしょうか。
馬鹿笑いしていられるのも今のうち。
自然が、地球が、危ない。
そんなメッセージをポツポツと発しているようで気が気ではありません。
どうにかしろと言ってもこれは地球的規模。
やがて、この地球は生物の生息が不可能な星になってしまうかも知れません。
去年より今年。
今年より来年、、、それはどんどんスピードを上げて近づいているように思えて仕方ありません。
恐らく10年も経ったらこの場所が、この日本がどうなっているのか予想もつきません。
大袈裟ではありません。
”映画じゃないんだから、そんなことにはならないよ”
は、もう通用しないように思います。
正月気分ではいられない、そんな年明けです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます