風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

こころのおきば。

2023-11-13 05:17:09 | 日記・エッセイ・コラム
”もっと走り込めば、、、もったいない”

嬉しいことばでもあった。

練習会での一幕。

キロ5分20前後で並走する走友の言葉だ。

こちらは生きも絶え絶え、発する言葉に呂律が回らない。

一方彼は楽勝そのもの。

練習量の差が会話を止める。

”もっと走り込めば、かぁ”

このスピードではもうおしゃべりランが不能な自分に、いまひとつ課題を背負わせてくれる。

決して重い荷物ではなく楽しい荷物でもあった。

チーム結成以来、既に5年の月日が流れた。

隔週で開催する練習会。

一時期は2,3名程度しか集まらなかった。

それが今ではその都度10数名もの賑やかさ。

続けてきてよかった、そう思う朝の練習会だ。

しかし、続けてきていなかったのは実は自分の練習でもあった訳だ。

目標がない、ならば走る必要もない。

コロナだから、歳だからと言い訳を付けて。

彼、そして彼等とのおしゃべりランを可能にする練習を積み重ねる。

それだって列記としたモチベーションに持ち上げてもいい。

先ずは何からしよう。

スピード、心肺の強化?

持久力から鍛え直そうか。

いやいや、もっと強く折れない心。

走ります、今日から。

目標は生きのキレないキロ5kmって言うところかな。



例えば40年。

毎日全力で働いていたらその期間、心身ともに持ちこたえることができるだろうか。

”手を抜く、逃げ場をつくる”

それを教えてやりたかった。

しかし、職場の”彼等”にはそれが理解できないらしい。

きっと、今まで(健常者と同じように)と、追い込まれて生きて来た。

頑張らなきゃいけない、そいう教育の元、どれだけ無理を強いられてきたのか計り知れない。

まだ足りない、まだ足りないと何につけてもそう言われ続けてきたのだろう。

引けを取らない生き方が彼等にとって幸せなのか。

すべて頑張る、そんなマインドコントロール。

いいんだ、力いっぱい生き続けるだけが人間じゃない。

頑張れの呪縛から解放、それを悪と思う彼等。

自然で良いんだ、が、通じない彼等。

それを取り巻く社会もそうさせたいのか、冷ややかな目、偏見な目で突き刺す。

やりきれない気持ちで彼等の反発を受け止める毎日。

この仕事にも少々疲れたか。

思った通りのノルマをこなしきれない毎日だ。



日本を見たい。

世界を見たい。

旅に惹かれる。

痛み出した心の傷に旅と言う名の難航を塗りたくりたい。

当然、時間はない。

資金だってあるはずもない。

せめてぬくんだ暖房器具に温められながら旅行パンフレットを眺める小さな憩いの時間。

想いは遠く北の空。

いや、これからの時期は南の国か。

そろそろ潮時か。

もっと自由な時間を求めても良いのかも知れない。
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