仕事の合間の“シゴト” 今年も我が家の食卓は野菜だらけ。

やっとパソコンに向かえる時間ができた。

前回の記事から約二週間が過ぎてしまった。

その間、ＧＷで１週間も会社が

休みだった期間があったにもかかわらず

全く自由になる時間がなかった。

冬から春にかけて全く放ったらかしていた

田んぼや畑がヤキモチをやいて

私を離してくれなかったのである。

と、言ってもたいした作物があるわけでもなく、ただ単に雑草の処理に

手を焼いていただけではあるのだが。

それにしても時間がかかった。

やっていることは毎年同じようなものなのに

どういう訳か今年は時間がかかってしまって仕方なかった。

特に時間がかかったのがこれ。

ねぎの苗の除草作業。

これだけで１週間はゆうにかかった。

雑草の茎が細く、引っ張っただけでは

到底根まで抜ききれない。

全く雑草という奴は強いものである。

茎は無くなっていてもしっかり根は生きていて、またすぐに新しい茎を伸ばす。

人間もそのくらいの強さがあればと、こんなことでも勉強になるものだなと。

また、除草作業に欠かせない我が愛機のトラクターも全くエンジンがかからず

ほとほと嫌になってしまった。

冬の間を殆ど動かす事がなく、完全にバッテリーが上がってしまったのである。

乗用車用の小型バッテリーならば半日も充電をしていれば復活もするが

トラクターのバッテリーときたら大きいのなんのって、脱着だけでも大汗ものだ。

しかも、充電もかなりの時間がかかり丸一日、全く動かす事ができずに

時間だけを浪費してしまった。

これで５反（５０ａ）ほどある田畑の除草が滞った。

しかし、そんな空いた時間を

待っていても仕方ないので

今度はじゃがいもの除草を

行った。

本来ならば土を根元に寄せる

作業にしてもよいのだがあまりに雑草に覆われている為、

一度除草をしてから再度土寄せをすることにした。

かなり面倒な作業になるのだが、それでも今のところアブラムシ等の

害虫は発生していないのがせめてもの救い。

あ～あ、この先色々な場面を思い浮かべると気が重くなってしまう。

しかしこれも我が家の食糧事情をになう仕事だけに手は抜けないと

気合をこめて次の作業に取り掛かった。

夏野菜の苗を購入し

植えつけた。

ピーマン　４本

なす　７本

ミニトマト　２本

中球トマト　２本

きゅうり　１０本

かぼちゃ　２本

これだけでは飽き足らず、苗を購入するにはちょっと抵抗があるので

モロヘイヤ、ゴーヤの種を購入。

この二つは別に接木をする必要もなく、かなり生命力が強く

病害虫にも強いので種から育てれば十分だと思う。

ただ、時期が少しずれている。少し遅いのだ・・・。

それでもまあ、大丈夫だろう。

こうしてやっとトラクターも無事息を吹き返し、殆どの作業をこなせ

やっともとの暮らしに戻ってこれたのだある。

しかし、これからもこれ程の

多忙な日はないにしても、

次から次へと仕事は終ることなく

私に襲い掛かってくる。

ただ会社へ行っているだけでは

終らない我が仕事。

大変ではあるが作物の成長を見れば

その苦労は吹き飛んでしまう。

自分で育てた野菜を肴に一杯呑むビールはなんともいえぬ味なのだ。

これを贅沢というものなのかと思うと、痛くなる腰もぴ～んと伸びてしまう。

さあ、今度の休みには何をしようか。

毎日、畑とにらめっこをしているこの時期の私である。