本日の新聞に、 介護福祉士の受験者数が、
去年の半分になった という記事がありました。
(試験直後の報道にもあったのですが。)
受験者は 例年14~16万人ですが、 今年は8万人を切りました。
実は 今年から制度が変わって、 「実務者研修」 という研修を受けないと、
介護福祉士試験の受験資格ができない ということになりました。
この研修は450時間で、 費用も10~20万かかります。
働きながらその受講をするのは なかなか難しいため、
受験者数が半減したのだと思われます。
支援対策を拡充すべきだ という声も上がっていますが、
半減したことが 合格ラインにどう影響するでしょうか。
介護福祉士の数を増やそうという 国の方針からすると、
受験者が減れば 合格ラインは下がるかもしれません。
でも実務者研修を受けた人たちは、 それだけ熱心に 勉強している人だと考えられ、
そうするとラインが上がる ということもあるかもしれません。
一方、 合格率というほうから考えると、
上のふたつの理由から、 合格率は上がるのかもしれませんね。
ところで、 介護福祉士になるには、 幾つかのルートがあります。
・ 介護職の現場経験が3年以上で、 実務者研修を受け、 介護福祉士試験に合格する。
・ 介護福祉士養成の学校を卒業する。
などですが、 僕を含めて 9割方が前者です。
そうすると、 介護福祉士試験の受験者数が減っても、 介護職全体の数は影響がなく、
人材不足には直結しないと、 新聞記事にありました。
確かにその通りですね。
ただ 介護福祉士が増えなければ、 介護業界全体の底上げにはならないと、
記事に述べられていました。
介護職の資質と地位が 向上していってほしいですね。