頻繁に出てくる感情を 見極め、 反対の行動の仕方に 取り組みます。
《反対の行動の計画の ワークシート》 は簡単で、 重要です。
《反対の行動の計画の ワークシート》 【例】
感情: 拒否感, 怒り
感情にかられた振る舞い: 身を引く, 攻撃する, 仕返しをする
反対の行動: 何に傷ついているか、 穏やかに、 丁重に言う。
その会話を迅速に終える。 仕返しではなく、 自分のために何かをする。
時間枠: その会話が続く限り
結果: 会話が穏やかになり、 喧嘩にならなかった。
自分がどう感じたかを 丁重に表現した。
感情: 罪悪感
感情にかられた振る舞い: 見せかけだけのいい人になる。 攻撃する。
反対の行動: 正直に謝るが、 そのような扱い方をされたくない と伝える。
時間枠: その会話が続く限り
結果: 正直さを評価された。 自分の感情を 正直に表現できた。
反対の行動に従うと、 怒りがより早く過ぎ去っていきます。
静かな声で、 何に傷ついたかを言うことは、 害された気分を和らげます。
怒りが、 それほど苦痛でないものへと 変化していきます。
被害者感を反芻することも 少なくなります。
反対の行動を実践するのは 簡単ではありません。
しかし 圧倒されるような感情が持つ、 かみそりの刃を鈍くしてくれます。
恐れは しばしば励ましへと変わり、 悲しみは関与へ、 怒りは無関心へ、
恥辱や回避は 意欲へと変化します。
《反対の行動の計画の ワークシート》
感情:
感情にかられた振る舞い:
反対の行動:
時間枠:
結果:
感情:
感情にかられた振る舞い:
反対の行動:
時間枠:
結果:
感情:
感情にかられた振る舞い:
反対の行動:
時間枠:
結果:
感情:
感情にかられた振る舞い:
反対の行動:
時間枠:
結果:
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
[星和書店の許可のうえ掲載]