以下は、 反対の行動を生じさせる 6つのステップです。
1.感情から逃げたり否定したりせず、 ありのままに受け入れる。
感情を言葉で表現しましょう。
2.感情を調節したり、 低減させる 妥当な理由があるか自問する。
3.感情にかられた行動に 注意を払う。
表情, 姿勢, 言葉など。
4.反対の行動を見極める。
いかにして、 怒っているときに攻撃せず、 承認したり無視できるでしょうか?
いかにして、 恐いものから離れず、 向かっていけるでしょうか?
反対の行動を企ててみましょう。
5.反対の行動に関わり、 取り組む時間を定める。
反対の行動を どれくらい維持できますか?
なぜ感情を調節したいのですか?
感情にかられた行動によって、 過去にどんなことになりましたか?
6.感情をモニタリングする。
いかに元の感情が変化, 発展するかに注意しましょう。
反対の行動は、 古い感情が適切でないという メッセージを脳に送り、
それほど苦痛でない 感情へとシフトさせます。
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
[星和書店の許可のうえ掲載]