朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

「ドン・ジョヴァンニ」 狂言風オペラ 

2014-05-04 | 京都の文化(春)
モーツァルト作曲。能楽師茂山一家出演、ドイツ・カンマ-フィルハーモニー・ブレーメン管楽ゾリステン、中村寿慶(鼓)演奏、京都コンサートホール(アンサンブルホールムラタ)にて鑑賞しました。(4月30日)



円筒型建築の内側斜面通路を登って入場します。壁面にはかつてこのホールで演奏した指揮者や演奏家の肖像写真が並んでいます。



床にある立体だまし絵風のデッザインに驚かされました。。



建物の外観はこんな風で、周囲を囲む池に囲まれて1階にはフランス料理レストランとカフェが併設されています。



この日の演目を伝えるポスターはこれです。

狂言役者がモーツァルトの古典オペラを演ずる・・・実に京都らしいユニークで楽しい公演でした。

中世ヨーロッパを風刺したモーツァルトのオペラではありますが、日本生まれの「狂言」でたっぷり創作してあります。若侍(ドン・ジョヴァンニ)は亡霊(騎士長)によって地獄に落ちる・・ここで(モーツァルト・オペラの)舞台は終わる。

観客の大きな拍手と、ドイツ楽団への拍手があって一旦演者は袖に引っ込むのですが。


(引用:公式パンフレットより抜粋)(クリックで拡大)


すると客席の後ろから通路を通って亡者となった若侍が登場します。それに合わせて、また他の演者も登場。最後は、若侍が他の人々の罪(金欲や独占欲等)の全てを引き受けて、あの世に行くことになり(亡霊の復讐心も)、残された者達が喜んでハッピーエンドとなりました。


(引用:公式パンフレットより抜粋)

複雑な登場人物の相関図はこれを参照してください。



幕間には、グラスワインも楽しみ、実に有意義な春の宵でした。

コメント
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