朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

トロッコ列車、JRみどりの窓口で指定席

2009-10-21 | 京都の文化(秋)
嵐山の保津川にそってトロッコ列車が走ります。

 台風一過の日、京都市の北隣、亀岡に用事があって出かけました。
 帰りに、このトロッコに乗ってみようかと思いつきました。JR亀岡駅から、京都方面に一駅乗って馬堀駅、そこから徒歩10分。

 多くの人は、嵐山から亀岡にトロッコで行って、帰りは「保津川下り」の船で戻ってきます。

 今回は逆コース。しかも、モミジには早い季節はずれの時期です。
 切符の買い方を亀岡の観光案内所で聞くと、「JRみどりの窓口へ行きなさい」。そこでJR駅に行き、トロッコの「指定席」を600円で買いました。

トロッコ亀岡駅。「乗客は少ないので、空いている席のどこに座ってもいいですよ」とアナウンスあり。



半分ぐらいは、外国人のグループでした。欧米人、アジア人。
 オフシーズンのお客の誘致に、外国人客をうまく呼び込んでいます。

この線路は、JR山陰線の古い路線を利用しています。
 所どころで、新線のトンネルと鉄橋が交差します。



台風の後ので、川の流れが速くて、水量も多い。

 足元の床が透けていて、線路が見えていました。





終点の一つ手前「トロッコ嵐山」で下車しました。



運転手も車掌、駅員も年配の方でしたが、人々を楽しませることを仕事とするのは、ご本人の励みにもなって、とてもいいことだと感じました。



河岸、山の端の深い緑がきれいでした。



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詩仙堂

2009-10-20 | 京都の文化(秋)
京都、一乗寺(村)にあるお寺。というよりも、江戸時代初期の武将、石川丈山が隠居のために作った山荘です。和歌の三十六歌仙にならって、中国の三十六人の詩家を選び、その肖像を狩野探幽に描かせて掲げている「詩仙の間」があります。
 後年、曹洞宗永平寺派の寺となりました。(我が菩提寺の宗派でもあります)
 


紅葉の名所ですが、それにはまだ早い。11月下旬が見ごろでしょう。

 四季それぞれに、草花が静かに咲いていました。





用意してあるサンダルを履いて、庭に下りました。
 フジバカマの渋い薄赤色の花に、蝶が集まってきました。この蜜がとりわけ好きなようです。



千両は、正月には真っ赤な実がついて冬の彩りになるのですが、まだ緑から橙色ですね。




赤とんぼが、飛んできました。



ごつごつした青い大きな木の実が、棘がいっぱいのそれほど大きくはない木がありました。
 なんの実だろうか。なんの木だろか。



 帰宅してネットを見ていたら、なんと、同じ日に同じ場所に行っていた人気ブログの方の写真にありました。
 「木瓜」の実です。
 たしかに、葉っぱをつければボケですね。

(LA Kaceyさん、好天でいい気持ちでしたね。傑作写真撮れたでしょうか?)
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スペイン(風)のバール

2009-10-19 | 食べること、レストランなど
市内ですが、少し遠くにあるお寺にろうそくによる照明の庭を見物に行き、夕食時間が遅くなりました。
 河原町丸太町のバス停で降りて、最近できたタイ料理の店で食べようと思ったのですがもう注文時間終了とのこと。やむなくこの辺りで飲食店を探検しました。



ここは、スペイン・イタリアバーと看板に書いてあります。(店名:Oggi)
 町家を改造しているようなつくりでした。
 一階は、バーカウンターと奥に調理場。



 二階は、お食事。
 天井板を取り払って屋根裏が直接見えていますが、高くて気持ちがいいです。

飲み物の選択から。

 「ワイン飲みくらべ」があるとのことなので、これを注文しました、二人だったので、合計6種類のテイスティング。(1500円x2)
 イタリアのスプマンテが美味。スペインのアルテロも良かった。(手書き黒板の写真が手振れボケボケで、失礼)



 前菜は、各種いろいろなものがあり、選ぶのがメンドウ、知らない料理も有ってもいいかなと思い、「気まぐれ!!タパス8種盛り」を注文。(「気まぐれ」とは、「売れ残り?」とも読めるね。特選とかのほうが気持ちいいと思う)

 これが結構いけました。
 ・なすの油いため
 ・しいたけの醤油煮込み
 ・じゃがいものオムレツ(スペインオムレツ)
 ・軟骨などの白いパテ
 ・レタスとキノコ、などなど



 あと普通のパスタと取ったけれど、この「牛スジきのこの焼リゾット」が優れものでした。スジ肉の質感とキノコのこりこりが、少し焦げたチーズ、米に絡んで大変に結構な味になっていました。



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善峯寺の秋明菊

2009-10-18 | 京都の文化(秋)
10月10日(日)は好天に恵まれました。
 西山善峯寺に出かけました。



ごく少数、かえでの一部の枝は紅葉していました。





見晴らしが良い場所からは、京都市内が一望できます。京都タワーが目立ちますが、その左に東本願寺の巨大な白い覆いが見えます。現在も修理が続いているようです。



最上部にあるほとんど朽ちた石仏の周辺にも、秋明菊が咲いていました。





本当に立派な、広いお寺です。
 江戸時代、犬公方で知られる5代将軍綱吉の生母、桂昌院。大奥の実力者であり、京都の八百屋の娘(お玉)から「玉の輿」で出世した彼女の功績です。
 同じ浪費、公共事業への投資でも、この様に数百年後に、多くの人々に感謝されて報われました。

このお寺に、これほどの秋明菊が咲いているとは。JR日向町駅から乗車した地元のタクシー運転手も知りませんでした。

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狂言とヴァイオリンの共演、知恩院御影堂

2009-10-17 | 伝統芸能
夜の知恩院、その境内に堂々と建つ御影堂。国宝でもあります。
 ここで、茂山家(千五郎、正邦、茂)の狂言と、川井郁子のヴァイオリン演奏が鑑賞できるまたとない機会でした。(2009年10月16日)



東山通の知恩院前バス停から緩やかな坂道を登っていくと、三門があります。
 その前で受付をして整理券をもらい並びました。なんせ、お堂の中が会場ですから、自由席です。そこで開場の30分前に来たのですがもう100人くらいは並んでいました。




一応、足元を照らすライトは臨時に取り付けてありますが、それでも暗い石畳の参道を登っていくと、御影堂前の広場に着きます。そこでもう一度、整理券の記号ごとに行列します。
 靴を脱いで木の階段を上りお堂に入るため、お客さんの入場に事故がないよう、丁寧に制限していました。
 お堂の中では、畳に座ります。腹がつかえる、膝を折ると足の置き場に困るなど、和室の生活からは長年離れているので、やはりつらいです。例外的に、身障の方のため横の壁際に少々の椅子は用意されていました。

お堂の中は、撮影できないので画像はありません。
 パンフレットからの抜粋です。(川井さんは、実際はもっとビックリするくらい美形でした。正邦さんももっとりりしい)



演目:
1.ヴァイオリン演奏、伴奏(尺八:渡辺峨山)
 自作オリジナル曲などを含め3曲の演奏。
 尺八が、川井さんのヴァイオリン演奏に大変よくマッチしていて驚きました。
 リズム楽器だけでなく、他の伴奏は、録音による再生演奏、そのためスピーカーなど電子機器が多数並んでいました。照明も演出効果を出すためコントロールされます。
 ヴァイオリンと尺八だけの演奏でなかったのは残念。彼女のこれまでの演奏スタイルから、電子楽器伴奏にしたと想像します。ですが、この会場で、この環境ですから、少しは冒険してシンプルな楽器構成での演奏を聞いてみたかった。

2.古典狂言
 「察化(さっか)」(都の伯父に連歌の宗匠をお願いするため、太郎冠者は都に出かけるが、別人を連れて帰る。それが「みひごの察化」というすっぱ。そこから始まる、主人、太郎冠者、すっぱの混乱と滑稽な会話)

3.コラボレーション
 茂山正邦と川井郁子
 狂言演目「御田(おんだ)」
 
 正邦さんが、舞を演技しました。神社の田に稲の苗を植える、そこに巫女が出てきて遊ぶ。
 地謡には、茂山千五郎(正邦の父)を含め4人の狂言師が後ろに座って謡います。これは、その音声、メロディーが重々しく響き、感動しました。
 ヴァイオリンは楽器の音色がとても強いため、狂言師の「舞」とはバランスしなかったと感じました。
 川井さんの衣装、最初は白いストレートなドレスに薄紅色の、生地も薄い振袖の襦袢(のような上着)が印象的でした。

 背景は、巨大な仏壇です。鈍い金色の仏具が天井から下がり、仏壇の周囲にも古典的な装飾が暗く配置されていました。 



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瀬田の唐橋

2009-10-16 | 京都の文化(秋)
石山寺の月見亭から、瀬田川と琵琶湖が見えました。

 この川には、「唐橋」が架かっています。
 現代では、その上流下流に隣接して、国道橋、新幹線、東海道線、名神高速、京滋バイパスなどが走っているので、情緒はありません。

 JR石山駅から京阪電車で石山寺駅まで来る途中に「瀬田の唐橋」駅がありました。



「瀬田の唐橋」は近江八景の一つで、歌川広重の「瀬田夕照」はこの橋の風景を描いたものです。

近世までは、東国から京都を防衛するための重要地点でした。
瀬田川と琵琶湖をめぐる攻防の歴史には興味深いエピソードも多々あります。


石山寺の境内、無憂園で見かけたピラカンサの赤黄色い実が、先の台風で散り敷いた様子です。
 


お寺から、京阪電車駅まで歩いていると、瀬田川の上空にきれいな半円の虹が現れました。
 なにか、良いことが起こりそうな気持ちになりました。




~~~
追伸:
瀬田川沿いの道端に咲いていた酔芙蓉。




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ミシュランガイド京都大阪2010

2009-10-15 | 食べること、レストランなど
フランス企業のミシュランが東京編に続き、「京都大阪」編を明日10月16日(金)に発売することを知りました。

 三つ星に選ばれた店、京都では、菊乃井本店、吉兆嵐山本店、千花、つる家、瓢亭、未在、大阪では、ハジメ、とのこと。
 前を通ったことのある店はありますが、入ったことなし。
 
※www.amazon.co.jp より引用

 この自動車タイヤ会社は、その昔、欧州で自動車旅行がますます盛んになるだろう、そしてタイヤがもっと売れる。そこで、家族旅行者向けに、フランス国内各地の市内地図、ホテル、レストランなどの案内を出版しました。それに、実に分かりやすい道路地図。
 
 通称、「赤本」の宿泊食事案内書と、「緑本」の観光案内があります。
 いずれも、フランス流に客観的に書かれており、正確性に信頼感があります。フランスは、ファッションなどが有名ですが、デカルトなどの合理主義やメートル法提唱の国でもあります。
 これらのガイドは、欧州ドライブ旅行の時に大いに参考になりました。

 さて、この日本編の赤本[少なくとも一昨年に発行された東京版]は、本場フランス版と編集方針が全く異なっており、フランス版での言葉による客観的で簡潔な説明ではなく、ビジュアルな視点に偏った写真や情緒的文章での表現となっています。フランス人編集長はインタビューで「評価は皿の上だけ」と言いきっている原則と違います。星の付かない(豪華・高価ではないが)実質重視の優良店のリストも日本版にはない。こんな商業主義いっぱいの日本版は私はムシしたい気持ちです。
 掲載店個々の評価についての妥当性は、私自身が実際に訪問したレストランがとても少ないので差し控えます。

 京都関係では、かろうじて、1☆のお店を2軒経験したので思い出しながらメモを書きました。


「ぎをん 梅の井」☆



 昼のうなぎを食べたくなり、急遽でかけました。
 縄手通りを四条から50メートルくらい上ったところ。白川までは行きません。
 昼を少し過ぎた時刻で店内は3組くらいのお客さんでした。



 鰻丼の「中」、ワイフは舞妓丼(鰻丼の中身が少ないもの)を注文。
 鰻丼には、「錦糸卵」をトッピングとして追加しました。舞妓丼には元からついている。肝吸い、赤だしなどは、別途です(これが、結構高い!)むしろ、鰻重にしたほうがお得かもしれません。
 しっかりと焼いてある鰻でした、(普通に)美味しい。蒲焼の量がそんなには多くないので、ちょっと物足りない感じは残りましたね☆(2009年5月)

 ー~=-~=ー~=-~=ー~=-~=

「さか本」☆

夏の暑いシーズンでした。東京より知人が来訪。
 せめて目に爽やかな清流を眺めながら、家庭的な割烹で美味しい本物の京の味を楽しみたいと考えました。
 そこで、祗園白川を窓から見ることのできるここを選びました。

 この店の近隣店には何度か行ったことがあり、なんとなく次回はここにと思っていたのですが、いざ、縄手通から末吉町の細い路に入ると少し自信をなくしました。
 店内は、カウンター席(6人くらい)と、畳席があり、我々3人は座卓でゆっくりと料理を堪能しました。舞妓芸妓さんの名入り団扇も飾ってあり、情緒いっぱい。
 おまかせで15000円/人だったと思います。

 給仕は、やや年配の女将さん。やや年配の大将が調理場の脇で、ときどき指示をだしていましたが、調理は若い方とその助手が担当。



 ほうずきの赤い朱色の前菜、はも、焼物、などなど。
 お相手がお酒いける方だったので、もう料理の名前や材料も女将さんから丁寧に説明があったのですが、。。。 写真で推察をお願いします。品数はもう少しありましたがカメラはパス。




 我らより半時間ほど遅れて、カウンター席で常連数名のミニ宴会も始まり、とても賑やかになりました。畳のほうにも別の数人が来訪。

 「くみあげ湯葉」をつつきながら我々も盛り上がって、楽しい一夜になりました☆(2009年8月)

 ==☆☆☆==

 私見です。何万円も必要な料亭を紹介する写真記事なども、見て楽しむのにはいいですが、旅行者には普段使い「カルテプリ」の良い(価格vs.品質 [味、楽しさ])お店の案内情報こそ有用と思います。

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ヴェジタリアン

2009-10-14 | 食べること、レストランなど
こんなお祭もありました。
 「ヴェジタリアン・フェスティヴァル」



 京都には、外国人の在住者も多いので大勢の参加者がありました。
 10月4日(日)は好天でした。野外イベントのメッカ、岡崎公園(平安神宮の前)です。



テントの中の人も、見物客も楽しそうでした。

 以前、外国勤務の時、国際学校に子供を入学させていました。学校では年に一度「ケルメス」というお祭があり、出身国の料理、飲みもの、産物をキャンパスにテントを張って販売しました。その売上利益を学校に寄付します。いつも日本ブースが一番でした。ノウハウは、「特製焼き鳥」特別に美味しい鶏肉(日本食品店の仕入れ)、しょうゆ味のタレ、炭火で焼きました。前日に各家庭で串刺し100本の宿題があります。日本酒のコップ販売、キリン缶ビールもOK(生徒には販売しません)、それで日本からの出張者数人にお願いして、紙パック1.8Lの清酒をお土産に持ってきてもらいました。





日本でのレストランで、菜食料理もありますが、厳密にはだしや調味料も純植物性でなくてはいけないため、実際の料理の選択は難しい。だしには、かつお、ジャコ、あるいは味付けにタマゴなども使うので。
 インド人の友人が来日したとき連れて行くレストランが、結局は本式のインド料理店しかありませんでした。和食店で聞くと、野菜料理はあるけれどダシの成分でNG。








ランチは、バリカレー、グリーンカレーにしました。
 後者は大変にhot、スパイシーで、大いに汗が出ました。

「マイ皿」あるいは、リサイクル皿の貸し出しもしていました。このテントでも、容器を返したら100円返金してくれました。

 どこかのテントで、特別な自然水のPETボトルを販売していましたが、PET水は環境保護的にはかなり悪者です。水道水をマイボトルに入れて持ち歩くのが正解です。



この日、実は、この近所の京都メッセで開かれた「京の大屋台村」にて昼食をとるつもりでした。このイヴェントは、有名レストラン20軒が屋内展示場に屋台を出して、全ての料理を一皿500円で食べさせる試みの第一回でした。

 開場の午前10時少し過ぎに行ったのですが、金券を買うためになんと1000人ほどが行列していました。会場内部には既に1000人くらい入ったようで、入場制限中。
 しばらくは待ってみたのですが、全く進まないので諦めました。
 なんでも「安売りブーム」で、京都のけちん坊がいっぱい集まったようでした。

 横から会場内を覗いた雰囲気からは、岡崎公園「ヴェジ祭り」のほうが正解と思います。(イソップ物語のキツネの気持ち)

 正当なプロの料理は、体育館みたいな場所で立ち食いするのではなく、しかるべきインテリア、食器、給仕に囲まれて味わうべきものでしょう。
コメント (2)
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石山寺

2009-10-13 | 京都の文化(秋)
10月10日、十が重なり双十節といわれる日でした。

 琵琶湖の水が流れ出す瀬田川の右岸に、石山寺があります。
 二十年以上前に参詣したようにも思うのですが、境内や仏像の記憶はまったくありません。



山門には、五色の旗が掲げられていました。
 ただし、台湾建国を祝賀していたわけではありません。



参道をしばらく歩き、急な石段を登りつめると、目の前にこの鋭い岩の壁が現れました。その頂上には多宝塔があります。

 大岩の麓に赤い秋名菊が咲きほこっていました。



左手にある本堂では、ご本尊の「如意輪観世音菩薩」のご開扉がとり行われていました。
 なんと、33年に一度のご開帳だそうです。

 まったく、有りがたいことにそんな特別の機会にめぐり合うことができました。

 ご本尊の秘仏さんはお体が大変に大きく、「丈六」(一丈六尺、約4.8メートル)と呼ばれるサイズでした。
 実に物静かな良いお顔です。
 平安時代の作ですからもう千年以上経過しているますが、秘仏のため金銅色の保存状態が良くて一層神々しく感じられます。



本堂を拝観した後、この岩山を登って、多宝塔、瀬田川が一望できる月見亭などとても広い境内を歩きました。

このお寺を有名にしているもう一つの歴史は紫式部です。

 紫式部は石山寺で源氏物語の着想を得て、このお寺で執筆を始めたと伝えられています。



 日本文化の重要な古典の柱である、かな文学の原点です。

 日本語と日本文学については、水村美苗『日本語が亡びるとき』を読んだばかりなので、稿を改めて。

~~~~(石山寺web「石山寺と紫式部展」(2007年)より引用~~~~

「今宵は十五夜なりけりと思し出でて…」
お仕えする中宮から新しい物語の執筆を求められた紫式部が、石山寺に参籠して、琵琶湖に映える八月十五夜の月を眺めているうちに一つの物語の構想が浮かび、とっさに手許にあった大般若経の料紙の裏に書き連ねていった…これが『源氏物語』「須磨の巻」であると伝えられています。須磨に流された光源氏が十五夜の月に、都での管弦の遊びを回想する場面となったというのが、南北朝時代の源氏物語注釈書である『河海抄』をはじめ多くの源氏物語関係書に記載されています。

~~~~ http://www.ishiyamadera.or.jp/sikibuten.html ~~~~
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第7回京都学生祭典

2009-10-12 | 京都の文化(秋)
平安神宮と岡崎公園に、若い人がたくさん集まっていました。
 横断幕を見ると、「第7回京都学生祭典」と書いてあり、10月10日と11日の二日間の催しでした。

 模擬店、子供と親をを遊ばせるイベント、ダンス大会などを見ることができました。






母と子のフラダンスも。




小さな女の子ペアのヒップホップが、とても上手でした。






Kyoto Student Festival 2009 -Dance



岡崎公園では、毎週、なにかしらイベントが開催されています。



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