Fauchonでの昼食

マドレーヌ寺院の前に、食品店「フォーション」があります。

　このあたりで昼時になったので、ここのカフェテリアに入りました。
　店頭、歩道上にテーブルと椅子が置いてあります。



　店内はこんな感じ。加工食品を販売する店舗とは少し離れた建物です。



　ケースに並んでいるサラダやパン、パスタ、飲み物を自由に取ってレジで精算する方式なので、話し言葉は不要です。

　ランチ時間と重なったので地元の会社員さんたちが多く来店していて、混雑していました。



　２階にもオシャレな食事テーブルやインテリアがありました。



　レジ係りの女性が、缶ビールを手にとってそのバーコードをスキャンする時、手を滑らせて床に落としてしまいました。ボクは「パドプロブレム」（かまいません）と言ったのですが、いや泡が吹き出すから取り替えましょうと、言ってレジの場所から出て飲み物のケース棚に行って交換してくれました。
　欧米では、高級店以外ではそんな丁寧な店員応対はないので、周辺のハイソなOLさんたちで賑わうのかな。価格は高い、東京よりも、多分。
　丸の内や大手町の会社員たちのランチに対するこだわりに似ているのでしょうか。

クレープリー

パリでの食べ物の話しです。

　ビュット・オ・カイユのクレープレストラン（クレープリー）に行きました。



　クレープはブルターニュの名物です。そのあたりはフランスの北西部海岸よりの場所ですが、貧しい農村地帯でした。
　林檎も採れるので、発泡林檎酒、シードルCidreも名産です。



　なぜか、シードルは陶器の茶碗で飲みます。ブルターニュの伝統でしょうか。

　クレープには２種類あって、そば粉のガレット、これは甘くなくチーズやハム、きのこなどを入れて焼きます。いわばメイン料理。

　もう一つは、お菓子としてのクレープで、白い小麦粉を使い中にはリンゴやジャムなど、甘いデザートとなります。　



パリのどこにでもある軽食の店ですが、特に「モンパルナス駅」周辺に多いとされています。この駅は、ブルターニュ方面への長距離列車の発着ターミナルなのでその地方出身者が集まるせいでしょうか。東北地方と上野駅の関係のように。（もっとも東北新幹線が東京駅まで乗り入れたので、上野駅も雰囲気が変わりました）