玄米ごはん族のあしたのたのしみへ

玄米と野菜、果物で今日から明日へ。農業と穀物菜食の日々

粘りのある粘らない玄米餅は作れるか

2018-12-31 08:41:52 | 実験
 今年も、父の陣頭指揮で餅をついていただき、どうもありがとうございました。ひとつも寄り付かない人間がいるのに、たいへん申し訳ありません。来年、お寺にもっていけます。


玄米餅を作ると白米の餅に比べて全く粘らない。これは餅か、といわれる。それで、自然食品製造で有名な愛知県の会社へ電話して、どういうふうに作られているのかお伺いしたことがある。何千気圧という圧力をかけて、もちの玄米の表面に見えない穴をあけて内部に蒸気がはいっていくようにしている、と答えていただいた。ものすごいことをやっておられる。

 圧力鍋では一気圧以上の圧力がかりモチの玄米も柔らかくなって白米以上になるが、粘らない。すりこぎでついても少し粘りが出たかな、ぐらいだ。蒸気で蒸すと柔らかくならない。何日も冷やしておいてもダメだ。蒸気の量が不足かもしれない。
 歯が一本使えなくなるのが確定している人間にとって粘らないほうが良い。煎餅なら、粘着で歯に詰めたものを引っこ抜くようなことはないので安心だが、餅らしい餅を食べたい、しかし、粘着力は最小限に抑えたい、矛盾している。

 歴史上、穀物菜食ですごしている人間はいない。穀物菜食が可能になったのは、圧力鍋を使うようになってからのことだ。寒さに耐えるには必要な調理法だ。
 蒸すのではなく圧力をかけたものをつけば良い。これで、穀物菜食の条件は満たせる。あとはどうやってつけば良いのか、になる。

 良さそうな機具があった。プラス家庭用の調理用具でできてしまう。大量生産ではなく極少量生産。しかし、はるかに省力。

 来年のことをいうと何とか、だけれど実験がうまくいけば販売できそう。

 毎年、応援に駆けつけてくださる皆様にふるまうことができるかもしれません。あれ、もう終わったの、なんて最高です。







 
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