現代の稲は、少し寒いと芽が出ないし、夏の寒さがたった数日間で実らないので、種はよほど暑いところから来た。
原種は、小麦のように手いらずだった。撒くだけ。
原種は、小麦のように手いらずだった。撒くだけ。
だが、収量は段違い、寒帯の麦との違い。
収量が多ければ品種改良の動機が少ない。暑いところで育つ原種に近いと雑草にも、ものすごく強い。ほったらかしで育つ。
だんだん温帯へ伝わっていくと、雑草に対して抜群に強いが、少しの寒さで収量0になる。
だんだん温帯へ伝わっていくと、雑草に対して抜群に強いが、少しの寒さで収量0になる。
そこで生き残った稲で翌年作れば実るだろう、と。
ところが、雑草に弱くほっておくと育たない。
それでは麦に変えようか、だが、麦は副食が絶対に必要。米は副食がいらない。
ところが、雑草に弱くほっておくと育たない。
それでは麦に変えようか、だが、麦は副食が絶対に必要。米は副食がいらない。
しかたない、雑草ぐらい手でぬくのは簡単、めんどうくさいが。
現代の米は、江戸時代の寒さを、そうやって通過したもの。
それに江戸時代より暑いので雑草に負けてもあたりまえ。
それに江戸時代より暑いので雑草に負けてもあたりまえ。
寒さ数日間でも大減収。
気候変動の振れ幅が大きくなっている。低いほうをどうやって避けるか。人工的にどうやって安全に通過させるか。
もし、今までに雑草に強い種が出ても、見るからに貧相、目にはいらない、発見できない。収量が低そうな稲など誰も相手にしない。
現代の稲は、こういう稲なので、雑草に強いものを選別しようにもできない。
原種に近いものから選んで気長に雑草に負けないものを選んでいくしかない。
原種に近いものから選んで気長に雑草に負けないものを選んでいくしかない。
別の方法は、種蒔を密に隙間なく撒いて、育つにつれて田を稲だらけにして、雑草が生える余地がない。天気予報から気温低下の日を避けて撒く。
病気が発生する前に間引き、青刈り。めんどう。田植えしたほうが楽。
しかし、無肥料なので病気などつかない。小麦のようにほったらかしにできる。
少し種籾が多くなるが、数年分の在庫の有効利用、となれば良い。
しかし、無肥料なので病気などつかない。小麦のようにほったらかしにできる。
少し種籾が多くなるが、数年分の在庫の有効利用、となれば良い。
さらに別の方法は、田植えの密植。雑草が生える隙間がないほど植える。後は同じ。
うまくいくか実験、来年が楽しみ。
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