行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

もう一人の中村和夫さん!

2007-10-04 01:50:23 | その他

 「中村さん~」・・・。「中村カズオさん~!」

 「ん???、あれ、俺の筈ないよなぁ?」

 私の名前を呼び出したのは、『不動産登記』のカウンターであり、『商業登記』のカウンターではなかったので、私である筈がなかったです。

 一昨日、10月2日はクライアントから依頼されていた減資(資本の額の減少)・支店廃止・役員変更の手続きが完了しており、まして、大安吉日(意外にこういった日柄を気にする経営者の方は多いんです。)という縁起の良い日でもありましたので、クライアントに納品するための登記簿謄本を東京法務局港出張所へ取りに行ったのでした。ですから、不動産関係の謄本など、全く無関係の話でしたから、同じ名前でも別な人に違いなかったのでした。

 そして、2~3分後、今度は『商業登記』のカウンターから、

 「中村さん~!」・・・。「中村和夫さん~!」と呼ばれたのでした。

 ところが、お隣のカウンターの「中村カズオ」さん、どうやら申請していた謄本と違う物だったようで、

 「ほら!同姓同名の人がいるだろう!間違え易いんだよなぁ!」と係官にボヤいているではないですか。

 その声に反応した私は、お隣に居た「中村カズオ」さんに顔を向け、笑って軽く会釈したのでした。

 あちらも、バツが悪そうに、ニヤっとして会釈していました。何十人も謄本待ちの人でごった返しているような所で立ち話などできる筈もありません。私は、謄本を受け取ると、減額された資本金額、支店廃止の記載、取締役の解任・辞任・就任などの記載事項をすべてチェックし、誤記が無いことを確認すると、踵を返して階段へ向かったのでした。

 すると、印紙を買っていた、「中村カズオ」さんとすれ違いましたので、

 「お名前、同じなんですねぇ!失礼ですけど、カズオはどのような字で?」と、聞きましたところ、

 「昭和の和に、夫です。」

 「ありぁ、まぁ!名前の字まで同じで、完全に同姓同名ですね!」と言って、そのままお互いに会釈するなり、彼は謄本を受取りに再び窓口に、私はクライアントの会社に立ち寄って謄本を渡すべく、それぞれ別れたのでした。

 実は、同姓同名の人に出会ったのは、これで2度目なのです。いや、3度目になるのでしょうか。

 但し、最初は会っておらず、人違いで、拳銃不法所持の同姓同名の犯人と間違われて刑事が自宅までやって来て事情聴取を受けたのですが・・・。なにせ、当時まだ中学1年生の子供だったものですから、刑事が「ありぁ人違いだ!」と言いながらお茶を飲んで、一応、調書を採ったものの、殆ど世間話だけでお帰りになりました。

 次は、15年程前、建設関係の会社に勤務していた頃、新規事業の企画開発室長も兼務していた私が営業した、中堅ゼネコンの一つの現場の施主主催のゴルフコンペで、ゼネコンの下請の1社として参加した時、メンバー表に同姓同名があったのでした。勿論、横に会社名が小さく書いてありますから、混同はしないのですが、妙な気持ちでした。

 そして、一昨日、15年ぶりに・・・というわけです。まあ、こんなありふれた名前ですから、仕方がないのでしょう。インターネットで調べてみたら、同姓同名の中村和夫には、馬主、法律学者、研究者、医者、録音技師、学生、そして私、行政書士など結構色々な職業の方々がいるんですねぇ!驚きです。

 ちなみに、父は「中村一郎」ですから、もっともっと同姓同名がいるようですが・・・。

コメント (8)
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