行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

もう、平成20年なんて!

2008-01-04 02:52:47 | その他

 今年で平成20年と元号が平成に変わってから丸19年目になります。カミさんに婚約指輪をプレゼントしたのがやはり平成元年でしたから、年を取るのもやむを得ないのかもしれません。

 さて、大正デモクラシーから昭和20年までの戦火への20年、昭和20年の終戦から奇跡の復興であった戦後20年、そしてバブル経済末期の平成元年からバブル崩壊による経済の低迷から20年と、この3つの20年を比べて見ても一目瞭然でして、戦後復興の20年間が最も明るく希望があった20年であったようです。

 私自身、戦前の暗い20年や、戦後ドサクサの昭和20年代の事は全く知りません。しかし、物心ついた昭和32年以降の日進月歩の変化は、子供心にもこの先々がどうなるのかが分からない程、毎日がわくわくするような楽しみな日々であった記憶があります。実際、団扇・ラジオ時代から扇風機・白黒TVへ、塩漬け・洗濯板から冷蔵庫・洗濯機へ、電報・自転車から自宅電話・自家用自動車へ、そして白黒TVからカラーTVへと、毎日毎日どんどん進歩し、普及して行き、ライフスタイルがめまぐるしく変わって行ったのでありました。

 では、この平成の20年程の時代ですが、そんなに見捨てたものではないのです。例えば、携帯電話の爆発的な普及やインターネットの普及などは、到底想像すらできなかった訳です。平成元年頃は、ショルダー式の重~い肩掛け鞄のような通話料の馬鹿高い移動電話だったのです。しかし、今では小学生でもGPS付きの携帯を持っています。PCも、まだまだフロッピーディスクから起動していた事業所用が主流で、PCが内蔵のハードディスクに変わり始めたばかりの頃でした。しかし、今では家庭用PCの性能でも、200倍以上のデータ容量と数百倍の処理能力があり、当時であったら学術用の汎用コンピュター並のマシーンになってしまう程の性能なのです。更には、今では世界中の情報が、インターネットを通じて瞬時に画像データを含む大量のデータをやりとり出来ますが、20年前まではFAXか、テレックスによる文字情報しかやりとりできませんでした。

 ですから、失われた時代と言われているようですが、決してそんな事はないと思います。私は、本当に失われたのは、馬鹿げた狂気と非常識と自惚れだけだったのではなかったのかと思っています。

 そして、これからの20年は、一体どうなって行くのでしょうか?皆さん、ワクワクしながら未来に希望を持とうではありませんか! 

コメント (4)
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