来年の4月1日をもって、1950年以来、牛乳、バター、チーズなどの日本のトップブランドであった「雪印乳業」という社名が消えることになるそうだ。
長野オリンピックのジャンプ競技で金メダルを獲得した日の丸飛行隊の原田雅彦選手などをはじめとする数々の冬季オリンピック選手の所属先は、確か「雪印乳業」だった記憶がある。
それ程、日本人にとって乳製品=雪印乳業、北海道=雪印乳業、という強力なブランドイメージがあった程の超有名ブランドであった筈だったのだが・・・。しかし、
それが、子会社の雪印食品が起こした『牛肉偽装事件』;
を発端にして、子会社の雪印食品の清算のみならず、とうとう親会社の雪印乳業という国民に広く慣れしんだブランドさえも変更せざるを得ない状況に追い込んでしまったのである!
目先の僅かな利益に目が眩んで、法令遵守を怠った結果として、日本国民に広く慣れ親しんでいたこの超有名なブランドさえも変更せざるを得なくなってしまった典型例なのかもしれない。
【注記】経営体制の立て直しと組織力の強化のための共同持ち株会社が「雪印メグミルク」であるために、超有名ブランドであった「雪印乳業」という名前を変更するという経営判断をしただけで、会社そのものや、「雪印」というブランドまでもが無くなる訳では決してありませんので、誤解の無いようお願いします。