こんな揺れを感じたのは、さすがに初めてです。
ここ東京千代田区の事務所でも震度5強だったそうですが、
震度4前後の地震又は余震が、その後3回ほど起こっています。
固定電話、携帯電話は一切通じませんが、
なぜかインターネットだけは通じています。
都内のJR、私鉄、地下鉄、すべて止まっているようです!
おっと、カミさんと携帯(au)が通じました。
でも、電車が動いていないので帰れません。
家のワイングラスとか、きっと酷いことに
なっているのでしょうね・・・。
そんな事より、宮城県を中心とした東北地方の方々、
きっと大変な事になっているのでしょうね。
ご家族、ご親戚、友人・知人がいらっしゃる方々
ご心配だと思います。
自然災害って、やはり怖いです!
在留資格の期間更新から始まって永住資格の取得。或いは、姪御さん甥御さんの呼び寄せ、はたまた、遠いご親戚の方の所在探しやその遠い日本人のご親族の方による公正証書の作成などもお手伝いさせて頂いた南米某国籍の日系女性の方が久しぶりに事務所におみえになった。
電子部品の検査作業を長年勤められた方で、もう既に60歳を過ぎていらしたのだ。早いものである。
「もう、最近は目が見えなくなってしまって・・・」
「それに、仕事も無いしね・・・。もう、来月には国へ帰ろうと思って・・・」
まだ、再入国許可が必要なこと。しかし、今後5年迄は延長できそうなこと
外国人登録証に代わって、2年以内には入管が発行する在留カードに
変わること等々をご説明した。
「紙の新聞が廃刊になり、インターネット版だけになってしまったので、
日系XX人社会では、不確実な情報ばかりが出回っていてね・・・」
「私達年配者には、パソコンやインターネットを使うのが大変でね・・・」
そう言って、お煎餅の詰め合わせとお国の鉱石の飾り物を頂戴した。
引退後の蓄えとして、それなりの準備はされていた方なのだが、
結局は、日本社会に使い捨てにされたと思える程、
急に年老いてしまったその姿が、とても痛々しかった。
「証印転記申請書や再入国許可申請書は作って差し上げますよ!」
と申し出たのだが、
「もう、目も見えないし、手続はお願いしますね!」と・・・
おそらく、これが最後のご依頼になるようが気がしたのである。