行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

行政不服審査はこう変わります!

2014-06-22 11:15:58 | 行政書士のお仕事

 改正行政書士法の成立と共に、 

 行政不服審査がどのように変わるか?について、

 今後は、税理士、社労士、弁理士などにも大きく関わります。

 つまり、裁判所と弁護士のみが関与する行政訴訟との

 優劣関係になる可能性が大いにあるのです。

 新たに設置される審査庁の審理員(裁判官に相当)による裁決が、

 素早く、妥当なものであり、国民の代理人としての税理士、社労士、

 弁理士、そして行政書士による審査請求の申立と立証が素晴らしく、

 かつ、それによる審理員の裁決が行政訴訟以上の結果となれば、

 国民は、今後は行政訴訟に頼らず、使い勝手の良い行政不服審査を

 優先して使うようになるからです。

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 一方、新たな行政不服審査が使い勝手が悪く、

 相変わらず行政庁側に有利な裁決を下す傾向があり、

 更には審査請求代理人である行政書士、社労士、税理士、弁理士

 の立証による審査請求の質が悪く、行政訴訟並みの結果が得られない

 場合にも、再び以前のような不服審査に逆戻りしてしまいます。

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 ある意味では、処分行政庁と行政書士会、税理士会、社労士会にとっては、

 司法システムである行政訴訟に対して、この改正行政不服審査が、

 とって代われる新たなシステムとして国民に定着させられるのか、

 或いは、失敗してしまうのかの試金石でもあるのです。

 ADRのように、中々普及しない制度にはしないで欲しいものです!

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