行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

東京マラソン普通救命講習

2016-01-18 10:13:14 | 行政書士のお仕事
 東京都行政書士会の要請により、

 来る2月28日に開催される東京マラソンに

 多くの行政書士が、通訳ボランティアとして参加します!

 しかし、マラソンといえば心肺停止などで、

 突然倒れる方もいるかもしれない?

 ということで、昨日17日日曜日、
 
 東京ビックサイトにて普通救命講習会が行われました。



 ゲスト出演された元ノルディックスキーの萩原さんも、

 上級救命講習を受講されたそうです。

 一般に救急隊が到着する迄8分だそうです。

 ところで、心肺停止後3分を経過すると、

 生存率がどんどんと低下して、

 10分経つと10%を下回ってしまうそうです。

 この数分間で、助かるかどうかが決まります!

 つまり、傍観していたらならば、そのランナーは

 助からないということになります!

 実際、東京マラソンでは、9回中7人が倒れたそうですが、

 全員が助かったそうです。





 さて、実際にマラソン中に参加者が突然

 転倒してそのまま起き上がれない状況を見掛けたら、

 まず、他のランナーの転倒防止のために、

 急病者が転倒している旨を大声で発して、

 注意を喚起すると共に、転倒者に素早く駆け寄ります。

 まず、耳元で声が聞こえるかどうかを確認し、

 応答が無ければ、周りに集まっている人々に

 協力を求めます。そして、具体的に、

 「あなたは、119番通報して下さい!」

 「あなたはAEDを探して持って来て下さい!」

 と指示し、呼吸の有無を確認します。

 呼吸の有無は、胸の上下の動きがあるかどうか、

 斜めから10秒ほど観察し、動きが無いようであれば、

 早速、胸骨圧迫による心臓マッサージを行います!

 テンポとしては、1分100回くらいの早めを

 胸骨圧迫を、救急隊が到着する迄、必ず続けます。



 もし、AEDが見付かり、持参した人が居たら、

 胸骨圧迫を続けながら、操作が可能がどうかを

 聞きます。不可であれば、自身の横に置いて

 貰うようしに指示し、胸骨圧迫を交代して貰います。

 この時、胸骨圧迫が途切れないようにしましょう!



 AEDの使い方は至って簡単です。

 まず、スイッチを入れて、AEDの音声指示に従って、

 そのとおりにするだけです。

 但し、救急隊が到着する迄、決してスイッチは

 切らないで下さい!

 また、この胸骨圧迫は途切れないようにします。

 次に、「パッド」を貼って下さい!との音声が

 聞こえますから、ティーシャツなどを上一杯に

 めくり上げて下さい。その際、転倒者に

 耳元で「シャツを上げますよ!」と、声がけして下さい!

 転倒者が女性の場合には、人々に顔を外側に向けて、

 円陣を組んで貰うようにお願いして、

 見えないようにする配慮も忘れないで下さい!



 パッドは、向かって左側鎖骨の下と、

 向かって右脇腹に、出来るだけ隙間が出来ないよう

 しっかりと貼って下さい。

 なお、マラソンなどの運動中に転倒した方の

 汗は必ず拭き取り、テーピングテープ、膏薬なども

 躊躇せずに必ず剥がして下さい。



 パッドを装着してからも、胸骨圧迫は続けますが、

 AEDが、簡易心電図を測定するときに、

 転倒者から手を離して下さいとの音声指示が

 聞こえますから、その指示に従って下さい。



 転倒者の心臓に問題があって電気ショック

 が必要な場合には、「ショックが必要です」

 との音声指示があり、「チャージしています!」

 との音声が続いて聞こえます。

 なお、心臓に問題の無い場合には、

 「ショックは不要です!」との音声が聞こえます。 

 

 さて、AEDのチャージが終わりますと、

 「チャージが終わりました!体から離れて下さい!」

 との指示と共に「ショックボタンを押して下さい!」

 との指示が出ますので、胸骨圧迫を中断して、

 転倒者から離れるよう周囲の人々に注意を喚起し、

 安全確認後に、ショックボタンを押します。

 その後は、再び胸骨圧迫を続けて下さい!

 なお、パッドは救急隊が到着する迄、

 必ず貼ったままにして心肺蘇生を続けて下さい。



 また、マウスピースを持っている場合には、

 人工呼吸を行って下さい。

 無い場合には、感染症の問題もありますから、

 胸骨圧迫による心肺蘇生だけで十分です。

 なお、人工呼吸を併用する場合には、

 顎を上に向けて、気道を確保して、

 転倒者の鼻を必ず摘まんで閉じてから、

 息を1秒2回だけ吹き込んで下さい。

 多くの息を吹き込むと却って危険ですので、

 吹き込みに失敗しても1秒2回は、

 必ず守って下さい。
 
 そして、胸骨圧迫30回と人工呼吸

 を救急隊が到着する迄繰り返し続けます!

 また、AEDは2分が経過すると、

 再び簡易心電図測定が行われ、

 再度ショックが必要な場合には、

 その旨の音声指示が出ます!

 また、6歳未満の子供の場合には、

 子供用の専用パッドを使用して下さい。



 終了後、このような認定証をいただきました。

 (但し、3年間有効)



 終了後に、エスカレーター脇にAEDを見付けましたが、

 今までは、何となく見過ごしていたこの人命救助機器が、

 人命救助に、とても大事で重要な機器であることを

 はじめて理解できた貴重な体験でした。

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