行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

発電方式別発電コストの見直しを!

2011-06-10 08:31:40 | 社会・経済

1.4.8~6.2円

2.5.0~6.5円

3.5.8~7.1円

4.8.2~13.3円

5.10~14円

6.10.0~17.3円

7.46円

 この数字なんだか分かりますか?

 2008年資源エネルギー庁が試算した

 1kWh当たりの発電費用だそうです。

1.原子力2.石炭3.LNG

4.水力5.風力6.石油

7.太陽光 だそうです。

 http://www.iae.or.jp/energyinfo/energydata/data1012.html

 但し、今回の福島原発事故による被害補償費

 今後何十年にも渡って必要とされる廃炉処理費

 当然ながら含まれていません

 勿論、原発市町村へ毎年支払われている膨大な補助金なども

 含まれてはいません。

 という事は、1位の原子力による1kwh当たりの発電コストは

 この5倍の24~31円か、

 もしかしたら、10倍の48円~62円

 かもしれません!

 そうすると、太陽光発電よりも更に高い

 発電コストになるかもしれませんね!

 石油も1バーレル20ドル前後からあっという間に

 5倍以上の110ドルで高値安定している状況から

 将来、1バーレル300~500ドルといった価格

 あるかもしれません。

 やはり、これからは再生可能エネルギー産業を

 国策的な産業として、その技術開発の為に国家資金を注ぎ込み、

 同時に発電会社と送電会社を完全に分離させて、

 既存する電力会社の既得権益な事業独占体質を改め、

 発電事業を完全自由化させ、新規成長事業分野として

 として参入し易くする事が、日本再生への重要な

 第一歩のような気がします。

 勿論、その第一候補地は被災地東北でなければ

 ならないことは云うまでもありません。

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イヴ・サンローランというデザイナー

2011-06-06 09:23:52 | アート・文化

 銀座で、イヴ・サンローランという映画を見ました。彼が、ゲイであることは知っていましたが、これほど凄いデザイナーでアーティストであった事をこの映画を見て始めて知りました。

 18歳からクリスティアン・ディオールのメゾンのアシスタントとして働き始めて、僅か21歳でフランスの国宝的なデザイナーであったファッション界の帝王ディオールの後継者として指名されたイヴ・サンローランという天才デザイナーは、兵役不適合という障害でその栄光の座から一気に引きずり下ろされて行ったのでした。

 しかし、彼のパートナーであるピエール・ベルジェという男によって、不死鳥のように新たな彼自身のブランドを立ち上げて行くのです。それが、イヴ・サンローランというブランドの誕生の経緯なのです。

 イブ・サンローランというブランドを共に作り上げたピエール・ベルジェというパートナー兼経営者にとっては、天才デザイナーであるイヴ・サンローランと共に歩んで収集した二人三脚の人生の思い出の品を処分するという葬儀、つまり、数多くの絵画、彫刻などの世界的な超高価なコレクションの数々を、クリスティーズという華やかなオークションという世界を通じて手放すというドキュメンタリー的な映像を通じて、華やかに見えるファッション界の新帝王イヴ・サンローランという天才デザイナーの素顔の歴史と終焉を描いてみせてくれたのこの映画の手法は私にとっては実に新鮮でした。

 また、この映画では、オートクチュールという一見華やかで優美で甘美な世界の中で、彼等が創造性を維持し続けるということは、実は苦悩の連続ばかりであったというサンローランという天才デザイナーの人生の道程を、実に見事に描いて見せてくれた素晴らしい作品でもありました。

 一方で、本田宗一郎と藤沢武夫によるホンダの経営哲学を描いたような経営哲学をも描いてくれた一作品のようでもありましたし、オートクチュールという世界で生きる人々の知られざる側面を描いてくれた作品でもありました。

 そして最後には、引退したイブ・サンローランを描くばかりでなく、一部巨大資本によって商業化されつつある昨今のファッション業界を痛烈に批判している主張のある作品でもありました。

 機会があれば、是非ご覧頂きたいと思う心に残る作品でした。

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