”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

10日目:利尻島上陸

2006年07月15日 | bum
宗谷岬は観光客でごった返していた、何の休日か知らないが3連休になっているせいだろう。一応写真等取り、海辺に下りてオホーツク海の水に手を漬けて見た、海草と小魚が沢山泳いでおり、海の豊かさが感じられた。水は当然塩辛かった。

                <<本等で良く見る宗谷岬のモニュメント>>


               <<日本最北端宗谷岬の海岸で手を浸けた>>


この調子では、利尻は大混雑かも・・・そうこうしているうちに稚内に午後1時到着、結構大きな街だ、ロシア人とおぼしき外国人を多く見かけた。フェリー乗り場に直行。

                    <<稚内に着いた>>


予想通りの大混雑。東日本海フェリー乗り場に隣接した有料駐車場もほぼ満員だったが、すぐに空きが出て停める事が出来た、1泊2日で2000円らしい。指示された場所に停めた。停まってる車は殆どが内地ナンバーだ。周囲には観光バスもウジャウジャ。案内所に行って運行ダイヤ聞いたら3時半に最終便が有るらしい。丁度いい時間に着いた、これに乗り遅れたら翌朝まで港で待機になるところだった。然し利尻の宿は満室ですよ、予約してますか?と聞かれた。キャンプするので・・と返事した。利尻岳の鴛泊(おしどまり)コース登山口にキャンプ場が有るのでそこに泊まる計画だ。

                      <<フェリーと駐車場>>


車停めて、持って行く荷物のパッキングする。ツエルトと寝袋を通常装備に追加し、ツエルト設営用ポールの代用としてストックを2本持った、ザックは大きい方にした。登山靴と靴下、長ズボンはコンビニのビニール袋に入れ、短パンとサンダル姿でフェリーに乗り込む。2等客室は団体観光客と登山客等で大混雑、足も延ばせず、座るだけという状態だった。えらい時に来てしまった物だ。フェリーの客室では団体観光客と一緒に成った。、何を見に行くのか胸にリボン等着けてまるで小学校の修学旅行みたい。老いぼれて自分で事が出来なくなったら、このような旅しか出来なくなるのだろうが・・数年先の自分の姿を見るようで何となくブルーに成って来たが、皆さんそれなりに楽しそうな顔してるので、これはこれで良いのかも。

フェリーは5時10分鴛泊港に到着、1時間40分の船旅だ、沢山のカモメがフェリーに付いて飛んでおり、観光客が投げるパン屑を上手にキャッチしていた。ついに利尻島に辿り着いたのだ。フェリー乗り場には旅館やホテルの迎え人が沢山旗など持って待ち構えていた、多くの人は迎の車やバスでサッサと去ってい行きすぐに静に成った。

                   <<利尻島鴛泊港>>


案内書で島内案内地図を貰い、見ながらザックかついで島のセイコーマートでお握り2食分と缶ビール1本調達、登山口まで歩いて行く。4-5km約1時間だ、10分ほどの所に「利尻富士温泉」が有ったので様子見ておいた。午後9時半まで営業とか、駐車場に「甘露水」という名水が出てたので飲んでたら登山者が一人話し掛けてきた。同じフェリーで来た人だった。キャンプ場に向けて歩いてたらその人も歩き始め、宿にとまるけど、下見と準備運動で登山口まで歩いて行くのだ、とか。話しながら二人で歩いた。この人岡崎から来たらしい。今朝セントレアから稚内空港まで飛行機で、タクシーで宗谷岬観光してフェリー乗り場に来たらしい。フェリーの1等客室は良かった。と言っていた。利尻には2泊して利尻岳登山し、3日目に名古屋に帰るそうだが、旅行代理店に16万何がし払ったとか・・・登山者の多くはこんな感じの旅で来てる様だ。

こちらは車を宿に、1日3000円程度の安旅で、16万有ったら1ヶ月遊べるのに3日で帰るとは何ともったいない事か、と言ったら、そんな旅も面白そうですねとか、仕事してたらお金で時間を買っての旅も止むを得ないのだろう。

途中から霧雨が降り出したので傘さして行く、ツエルトで雨はキツイ、屋根のある何かが有るのを祈りつつ歩く。1時間程度で到着、先客のテントが20張りほど点在、洗い場と綺麗で大きいトイレがあった。トイレは木造で床にも板が張って有った、中央に快適な寝床になりそうなスペースが有るではないか、「トイレ入り口にテントを張らないで下さい」と張り紙が有ったが、転がって寝るだけなら許されるだろう、と勝手に判断した。ここを拝借する事に決定。ツエルトをグラウンドシート代わりにして、そこに寝袋広げる。暗くなったら自動的に電灯まで点いた。ここなら幾ら雨が降ってもオーケイだ、今日の宿確保完了で一安心。

                     <<洗い場と後方がトイレ>>



                 <<利尻島の無料宿>>


セイコーマートで買った2個入りお握り食べたらなんと私の大嫌いな「筋子と明太子入り」だった。グニャグニャした食感と生臭さが気持ち悪かったが、思い切って全部食べた。缶ビール飲んで8時頃から寝る体制に入ってたら、トイレ前が騒がしい・・5人組が下山してきたのだ、もう真っ暗だ。こんな時間に下山とは、起きて行って何時に登山開始したのですか?と聞いたら、8時半頃とか、何と12時間もかかっている。その後洗い場で歯みがいてたら、鍋洗ってたおばさんが、ここは距離が長いので4時には皆出発する。と話していた。これは大変だ、早く寝ようと寝袋に入るが電灯が明るくてたまらない、雨傘を顔に掛けて寝た。電灯は一晩中点いていた。筋子のせいか、何となく胸がムカムカしてきたが、そのうちに寝てた。
コメント
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