”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

4日目:幌尻山荘

2006年07月09日 | bum
今日はゆっくり朝食食べ8時前に出発、日高からR237に入り北上、二風谷アイヌ資料館に寄ったが時間が早くて開館していなかった。

                    <<資料館>>

近くの民芸品屋を覗いて、アイヌの酋長と酋長の奥さんの木彫り、アイヌ語でなんと言ったか?聞いたけど忘れた。これを1組買った、300円。熊避け鈴無いか聞いたが、無かった。

                      <<民芸品屋>>

幌尻山荘への林道入り口を一度見落として行き過ぎてしまった、引き返して林道に入る。

                   <<林道入り口>>

未舗装の林道を延々と走る、日高の森深く入っていく感じだ、11時林道終点到着。全国の車でほぼ満車、30台ほどか、しばらくして、1パーテイ下ってきた、又10人ほどのパーテイがおばさんが多い。皆達成感にあふれた顔しているように見えた。川の水嵩と小屋の情報を収集した。水は膝くらいまで、小屋では毛布1枚貸してくれるのと、ストーブにお湯が有り、使えるとか、寝袋は持たずシュラフカバー持参とした、お湯だけで食べれる、インスタント食料持参とした。足元が濡れるので短パンの上にジャージーを履いて12時45分スタート、林道歩いてたら前方に北キツネが歩いてた。こっち見ながら林道横断して行きました。

                   <<北キツネのお出まし>>


林道1時間ほど行った所で後ろから車が来た、停まって乗りませんか?と外人さん、幌尻山荘の管理人だった、羽田を今朝出てきたという先客2名が乗っており、私は助手席に乗せて貰った、これで1時間得した。

              <<林道終点、相乗の2人組と出発>>


水門ゲートから20分ほど入った所から渡渉開始。ここでで地下足袋とわらじ付けた。

                   <<初めての沢歩き装備です>>


わらじの沢でのフリクションは極めて良好、一度も滑ることなく通過出来た。何かの本に「岩の上に乗らず、岩と岩の間に足を置け」と書いてたのでそれを守ったのが良かったのか、水が濁っておらず川底が良く見えたのも良かった、水は冷たくて気持ち良かった。

                   <<水量は割と少なくて良かった>>


十数回の渡渉を繰り返し15時50分無事山荘着。水深は深い所で私の太ももまで有った。山荘前の広場にはブルーシートが敷いてあり上で何組かが既に宴会モードで盛り上がっている。小屋に入ると先ほど車に乗せてくれた外人さんが居た、管理人が一時下山するので交代要員としてさっき上がってきたらしい。車のお礼言う、平取で川遊びの会社やってるらしい、オーストラリア人とか、常駐の管理人は明日一時下山とかで今夜は管理人二人だ、二人と熊の事等話す、熊は居ます、しかし私は見たこと有りませんとか。大雪のSOS事件やカムエクの話題になったりした。熊撃ちが仕留め損ねてヤラレタ話は最近有るらしいが、登山者での被害はやはりカムエク以後聞いたことないそうだ。

予約振込み控えを見せ、宿帳に記入、幌尻山荘は今年から完全予約制に成っている、平取町のホームページから小屋の予約状況が閲覧出来るが、殆ど満員だ、私もちょうど1ヶ月前に見たら希望の8日が満室で9日に変更し、予約してたのだ。電話で予約が取れたら、利用日の10日前までに指定の郵便口座に利用料1000円を振り込んで確定となる、振込み控えを当日見せる事に成っている。そんなわけで小屋は連日満員、こんなに人が押しかけて来て・・と迷惑そうな話し振りだ、シーズン終了後には、トイレの糞尿を容器に詰め、町に担ぎ下ろしたりもしているらしい。数千人分の糞尿となると、大変な作業だろう・・全く頭が下がる思いだ。私も数百グラム貯金させて頂いたが・・大人気の原因は深田氏とNHKのせいだ!と又数年前台風で増水し1週間缶詰になり自衛隊に救助された時の話に成ったが、管理人さんの話では、泊り客に深田久弥の長男も居たらしい。

夕方になりイギリス人カップルが予約無しで小屋に入ってきた、ここでオーストラリア人管理人代理が大活躍、英語でペラペラやってた。本来予約してないと駄目だけど・・避難小屋でも有るので、基本的には来た人は詰め込んででも皆泊めるのが基本らしい。管理人代理は後で、「久しぶりに英語使ったわ!」と楽しそうに話していた。管理人さんが泊まる場所を指定し毛布1枚貸してくれた、私は単独なのでストーブのすぐ横にしてくれた。階段下を指定されたおばさんが、ホコリが落ちてくる!何とかして!とわめいていたが、管理人さんは「がまんして」と平然としていた。又やや横柄な態度のおじさんが、「寝具有りと聞いたので何も持ってこなかったが、毛布一枚では寝れない!」と不平言い出した。管理人さんは「ここは避難小屋です、ハイキング気分で来てもらっては困ります」と平然と言っていた、なかなか骨太の御仁だ。ストーブは8時頃マキが尽きた時点で終了らしい。お湯もらい焼きソバと額平川で冷やしたビールとお酒飲んで8時頃から寝るが・・・・あちこちでイビキの大合唱開始・・・寝れない・・うつらうつらで夜もふけた。


コメント
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