一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

ホンダF1撤退

2008-12-06 | あきなひ

僕にとっては大きなニュースです。

F1=ホンダが撤退、経営資源を次世代技術に配分
(2008年12月5日(金)18:22トロイター)

会見した福井威夫社長は「11月に入ってから事業環境が加速度的に悪化した。9月までの状況なら撤退の決断はなかった」と述べた。さらに「単に経済が冷え込んでいるだけでなく、100年間繁栄してきた自動車産業は次の100年に向かう大きな変化を迎えている。F1に注いできた情熱、リソース、人材を新しい時代に振り向けるべきだという強い意志と受け取ってもらいたい」と語った。

今回の撤退がホンダのブランドイメージを損なう恐れもあるが、福井社長は「ホンダの歴史上どういう意味を持つかというよりは、1年後、2年後、3年後にホンダがどういう商品を出しているかで評価すべき。良い決断だった、と言われるようにしなくてはいけない」と語った。エンジン供給の形で活動を継続する予定はなく、復帰の可能性も「白紙」(福井社長)だという。

F1だけでなく、ホンダはオートバイの頃からマン島のTTカップに参戦するなどレースで技術とブランドを高めてきて、レースへの参戦がDNAになっているとも言われたわけですが、エンジン供給もしないということなので単なるコスト削減というよりは求める技術の方向性がレースとは違ってきたということだとすると、自動車産業の方向性が本当に変わりつつあるのかもしれません。

ディーゼルエンジンでル・マンを制したアウディのような方向性もあるとは思いますが、もっとドラスティックな方向への転換なのでしょうか。
オートバイレースは撤退するとは言っていないようなので、内燃機関の効率化・高出力化はそちらでも可能、ということなのかもしれません。


 

コメント (2)
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