一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『RED』

2011-07-12 | キネマ
"RED"は、"Retired Extremely Dangerous"と呼ばれている引退したCIAの腕利きエージェントの略称。それをブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレンが演じるという企画物度全開の映画。

ほかにリチャード・ドレイファスとアーネスト・ボーグナインも「らしい」役で出ています。


同じオールスターキャストの企画物としては、楽屋落ちというか中途半端にひねって不完全燃焼だった『バーン・アフター・リーディング』とは好対照で、派手な道具立てとけれんたっぷりのストーリー展開が気持ちいい作品になっています。

ソ連の元スパイでロシア大使館の高官がいい役回りを演じていて、political correctnessに遠慮せず「強力な装備を持った悪役」を描けた冷戦時代というのは幸せだったという今の映画制作者のノスタルジーすら感じとれます。
武器も全部ローテクなのがいいです。

節電疲れのストレス解消に、夜にエアコンを思いっきり効かせてビールでも飲みながら観ることをオススメします。





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