今回、大連→天津→北京と回ったのですが道中の印象をあれこれ。
・ 服装が小ぎれい
4年前に上海に行ったときより、全般的に服装が小ぎれいになっている感じがします。
天津のバス停
北京の地下鉄
大連の裏通りの屋台にいくとこんな感じですが。
一方で、小じゃれた店が並ぶ北京の三里屯地区だと、こんな感じ。
・ 無印良品、ユニクロ
北京の都心のショッピングセンターに「日本ブランドフロア」のようなところがありました。
だいたい1人民元=10円換算の値段で売っています(為替レートは12.5円くらい)。
無印良品はけっこう人が入ってました。
ユニクロは三里屯にも巨大な店がありましたが、どちらかというと派手目の服装が好まれるなかで「中の上」あたりを狙っているような店舗と価格戦略は当たるのでしょうか。
・ セキュリティ・チェック
とにかくいろんなところでセキュリティ・チェックがあります。
高速鉄道乗り場、地下鉄、鳥の巣の入り口、天安門広場、都市計画館など公共のところはほとんど手荷物検査があります。
ただ、荷物を通すもののほとんど真面目に見ておらず、金属探知機もピーっと鳴ってもそのまま通されたりします。
お役所仕事そのものという感じ。
また、高速鉄道に乗るときはきっぷのほかにIDカードもチェックされます。
いざというとき移動の制限をかけることができるようにということでしょうか。
それやこれやで駅はとても混んでいます。
天津駅
・自動車
大連・天津・北京とも高級車が目立ちます。 ベンツよりアウディ・BMWのほうが人気があるようです。
特にアウディ、それもA6、Q7という大きい車が目立ちます。
VWグループが早くから中国に進出した影響でしょうか。
子供にも人気?
さらにマセラッティ(住宅地のスーパーマーケットの前で展示会をやってたりするらしい)、ジャガー、フェラーリからランボルギーニ(さすがに注目を集めていた)まで見かけました。
レンジローバー・イヴォークなどは都内ではまだ見たことがないのですが数台見かけました。
普通の人や商用車は現代・フォルクスワーゲン・起亜が多い感じです。
日本車の存在感は残念ながらあまりない感じです。
このへん、現地生産に出遅れた影響でしょうか。
天安門広場近くで見かけたパトカー
手前がVW、真ん中二台が現代、奥にプリウス(プリウスを見たのはこれだけでした)。
これは外交的配慮なのでしょうか?
といいながら、天安門広場にある大ビジョンでは、中国の観光名所として西沙諸島も紹介されてましたが。
・ NHK放送にも検閲?
天安門といえば検閲ネタ。
ホテルのテレビではNHKやBBCなど外国の放送も映るのですが、NHKはリアルタイムの放送ではなく、30分くらいずれて放送されています。
時差が1時間あるので本来北京の6時にNHKの7時のニュースが見られるはずなのですが、6時半頃の放送が流れます。
そして、プログラムも総合テレビそのものでなく、編集されています。なぜか四国のローカル放送がはさまったり、朝一から無難な風景番組が流れたりします。
たぶん中国中央電視台で再編集しているのではないかと思います。
そんなことをやっているからあんなに大きなビルがひつようなのかもしれません。
・ セミの鳴き声が違う
北京でもセミが鳴いていたのですが「ジュワジュワジュワ」という日本では聞いたことのない低く濁った鳴き方をします。
中国ではセミを鳴き声から「知了(zhi liao)」というらしいですが「ミンミンゼミ」「ツクツクボーシ」ではそうは言わないでしょうから、種類が違うのかもしれません。
(参照:書迷博客「セミの鳴き声」、在日中国人女性の随筆「蝉(知了zhi liao)」)