日本の監査役制度のモデルとなったとされるドイツにおいてもこんなことが。
ピエヒ夫人、VW監査役に就任(日経ビジネスonline)
記事の元はFINANCIAL TIMESですが、「同族経営」に対する正面からの批判というよりは、多少の皮肉をこめてお手並み拝見というトーンです。
日本がいつの時のドイツ法を参考にしたのかは不勉強で知りませんが(明治時代?)、現在のドイツの会社法制では株主総会で選出された監査役で構成する監査役会が取締役を選任する権限を持っているので、現在の日本の制度とは違います。
その意味ではドイツにおける監査役に取締役の近親者が就任するというのはかなりの影響力を持つことになるにもかかわらず非難ごうごうにならないのは、業績が好調な会社に対して形式論だけで異を唱えるのは難しいというのは彼の地でも同様なのでしょうか。
以前のエントリでは社外取締役ですら経営者の交代については意見を言いにくいと言う話を紹介しましたが、考えようによっては「妻が経営者である夫を監視する」というのが実は一番強力だったりして...
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