今日は街全部が世界遺産の ゴール旧市街観光です。歩いて回れるほど小さい
ゴール旧市街は 16~17世紀ごろ作られた要塞の中にありました。
ゴールの象徴といわれる 小高い丘の上に立つ時計塔は 100年以上経った今も
正確にときを刻んでいます。
2004年スマトラ沖地震による津波で 市街地は波にのまれましたが この要塞が
旧市街と住人を守りました。この国の津波による犠牲者は3万5千人 日本人観光客
からも犠牲者が出ました。
スリランカは400年の間に ポルトガル⇒オランダ⇒英国 と3つの国に支配されて
きました。 これらの像は つらい植民地時代を現したものでしょうか。
オールドゲートには 「オランダ東インド会社」の略称 VOCの紋章がありました。
仏教国スリランカですが ここゴール旧市街は 大航海時代のおもかげが残る
コロニアルな雰囲気です。 18世紀に建てられたオール・セインツ教会。
ゴール旧市街の最南端 灯台まで来ました。灯台の下は海水浴場です。
灯台近くで見た夕陽を背にした白い建物は 旧市街人口の半数を占めるまでに
増えた ムスリムのためのメーラ・モスク。
「オールド・ダッチホスピタル」は名前の通り オランダ統治下時代の病院です。
今は レストラン(日本料理店あり) やカフェ 宝石店等が入っているそうです。
撮った写真を見つつblogを綴ってきましたが ありゃいかん 抜かっちょるわ
と今になって気がつきました。遺跡と寺院の中で 自分でも これ好きやわ~と
気に入った仏像は ポロンナルワ巨大遺跡群の ガル・ヴィハーラ3石仏です。
1枚の岩から彫りだした3石仏が 左から 座像・立像・涅槃像と並び 穏やかに
ほほえむ姿が 大きすぎて1枚の画に入りません。
黒い縞模様がはしる一枚岩を 3石仏とも 目の部分に縞が入らぬよう彫り上げる
には綿密な計算と 石工の熟練の腕があってこそやね と感心しました。
そしてもう一つ巨大遺跡は ランカティラカの巨大寺院です。高さ17.5㍍・幅18㍍
奥行52㍍の大きさです。
奥には見上げる高さに 頭部と腕の欠けた仏像がそびえていました。
初日の 遺跡群をめぐる前に ガイド氏より注意がありました。
仏像に背やお尻を向け 写真を撮らぬように とのことでした。
もちろん 全員が守っていました。
私たちツアーがここ ランカティラカの寺院に着いたとき 白人の若い
カップルが仏像を背に 並んで スマホの自撮り棒で撮っていました。
それを見たガイド氏が Φ△☓□◇÷§¶Σ ぎゃお ぎゃお~~! と英語か
シンハラ語か不明ですが 大声で吠え 白人カップルは逃げました。
今までニコニコ 穏やかなガイド氏の豹変は 仏陀を敬う 厚い信仰心
を垣間見たひとときでした。
果実は数種類見かけました。椰子の実は分かりますが あと2つは聞いたとき
メモっておくべきでした。 すっかり頭から抜けています あ~ぁ・・。