ビンナワラの象の孤児院へいきました。親にはぐれた子象や けがや病気のため
野生で生きられない象を集めた施設で 水浴びさせる川に連れていくところです。
アジア象はアフリカ象に比べると 耳が小さいそうです。
あら~ 飼育員のお兄さん 象に信頼されているんですねぇ。
スリランカでなくセイロンと聞けば 何といってもセイロン紅茶で 名前を
聞くだけで かぐわしい香りと 美しい色が頭に浮かびます。
セイロンティーを作る工場へ寄りました。昔ながらの製法で茶葉を蒸しており
機械もおくどさんも なかなかの年代物でした。たきぎはゴムの木です。
工場の壁に貼ってありました。 整理・整頓・清掃・清潔・躾の
トヨタの5Sです。まるっとした字は シンハラ文字です。
面白いものがもう1つありました。曜日も数字も 縦に並んだカレンダー。
ですが 下にちょろとのぞくは 日頃見慣れたもののようで・・。
バスから学校が見えました。小中高まで13年かかり 同じ校舎で学んでいる
そうで 朝7時から授業が始まり お昼には下校です。 年中夏時間みたいです。
混んだ道をバスの運ちゃんは スイスイと巧みな運転で進みます。
これは1,000ルピー(日本円で600円)です。この国の男性が1日働いて得る賃金が
500ルピー(300円) と知ってから 昼と夕食時に飲んだ ジンジャービール1本に
300~350ルピー支払うたびに 罪悪感がありました。
バスの窓から。 ロシアの建物かに見えるイスラムのモスク。このすぐ
近くに 昨年4月 同時爆破テロで破壊された教会を建設中でした。
観光地には 銃を携えた陸軍が詰めていました。 (写真拝借)
日本の支援で建てたコロンボの劇場。街中は日本の車がたくさん走っていました。
日中は暑いですが 枝をひろげた大木の下は 涼しい風が吹いていました。
連泊したシギリヤ ビレッジは 広い敷地に一戸ずつ 山小屋風な建物が散らばり
朝・夕食レストランまで あひるが遊ぶ緑の中を 200㍍ほど歩くことになります。
ここで1週間ほど 滞在したいと思いました。
スリランカ最後の夜は 世界的建築家 ジェフリー・パワ が手がけたリゾートホテル
ヘリタンス アフンガッラ に泊りました。庭のプールがそのまま海に続いて見えました。
スリランカの世界遺産を巡る旅は この国の歴史を事前にもっと勉強して行ったら
見るもの感じるものが さらに深く頭に入ったことでしょう。
高温多湿のスリランカで 1000年以上前の遺跡や仏像が これほども見事に残って
いることがどうしても不思議で 言葉を選びつつ ガイド氏に聞いてみました。
雨ざらし陽ざらしの遺跡や仏像等は ユネスコが管理し 修復してくれるとのこと。
よかったと思いました。お手軽にセメントを流したり シギリヤレディにちょいと
色を足したりは 絶対にいけません。
どの寺院でも信仰の厚い人たちが この暑さの中 座禅を組み何時間も ぴくりとも
動かず祈りをささげており そんな姿に 心打たれた旅になりました。
だらだらと長い旅行記に 最後までおつきあいいただき ありがとうございました。