くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

今年もマンゴー2021。

2021-07-10 | 食物関係

今年もきたよと 娘が西表島マンゴーの箱を抱えてきました。
むかしの友が毎年 この島のマンゴーを送ってくれると言います。

「おじいちゃん マンゴーが来たよ」 と父の神棚に箱ごとおいて
帰るのも これも毎年のことです。
 

全部くれたのではなく「おじいちゃん 甘かったろう」 と夜ふたたび
あらわれて 1個おいて帰りました。

フィリピンに出征し現地で食べたマンゴーが 信じられんほど甘かった
と後年父は おさない孫娘に くりかえし語ったらしいです。

日本軍がマンゴーを味わいつつ勝ち進んだ時期はみじかくて 敗戦色が
濃くなり 仲間も次々死んでいく中で父は負傷し マラリアにもかかり
動けなくなって 原住民の空き家にひとり 置いていかれたそうです。

横たわった身体の傷口にハエがたかり 意識がもうろうとする中 死は
今日か明日かのときに終戦になり 消えかけた父の命がつながりました。

まだかと待っていた 産直のマンゴーB級品が ぼつぼつ出だしました。
昨年までの3個1,000円が 器量よしになった今年は 2,000円します。

 
    

昨年は何回か買いましたが 2倍になった今年は この3袋でお終いです。
地元産のマンゴーを 父の神棚にあげるのも 毎年のことになりました。

 

コメント (12)
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