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ドイツ映画というのは、昔からあったし有名な作品が多いマレーネ・ディートリッヒが主演した嘆きの天使(僕はそんなに、面白い映画だったとは思えないが)は、1930年の作品だが名作と言われる
でも、僕が観たドイツ映画といえば、ヴィム・ベンダース監督のベルリン・天使の詩(1987)が好きだねこの映画はお勧め
しかし、2000年に入るとナチス・ドイツを主題にした作品が数多く作られてきた
その代表的な作品が、他の国ではアドルフ・ヒットラーを映画で描いた国はあったが、ドイツがやっとアドルフ・ヒットラーを映画として、描けるようになった時代が来たんだと感じるね特にヒットラー~最期の12日間~(ブログに掲載)という、ヒットラーという人間を描いたのは勇気がいったと思う
そして、今回紹介する映画は実話を基に描かれた作品で、ヒットラー政権に立ち向かう白いバラという非暴力主義の抵抗組織のメンバーでもある実在の人物、ゾフィー・ショルの勇気を感動的に描いている
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ストーリーは21歳のミュンヘン大学に通うゾフィー(ユリア・イェンチ)は、冒頭のシーンで友達と音楽を聞いていて楽しそうだ
しかし、白いバラと呼ばれる抵抗組織がヒットラー批判及び早期戦争終結を呼びかけるビラを配送していたヒットラーの政策に疑問を持ち出したゾフィー(イェンチ)は兄のハンス・ショル(ファビアン・ヒンリヒス)がリーダー格として所属する白いバラの抵抗組織に入ることになる
ある日、ミュンヘン大学において、ヒットラー批判のビラを撒く計画を立てるそして、ハンス(ヒンリヒス)とゾフィー(イェンチ)の兄妹が大量のビラを撒くが、ゾフィー(イェンチ)が大量のビラを上階から落とすところを、教授に見られてしまいゲッシュタポにハンス(ヒンリヒス)とゾフィー(イェンチ)は逮捕される
そして、ゾフィー(イェンチ)はロベルト・モア刑事(アレクサンダー・ヘルト)の激しい尋問に遭うが、最初は白いバラとの無関係を主張して助かりそうだったが、同じ白いバラの一員のクリストフの部屋から大量のビラと切手が見付かりそれが証拠となりクリストフも逮捕されてしまう
今まで友人達を助けるために、自供をしなかったゾフィー(イェンチ)だったが、ついに兄のハンス(ヒンリヒス)が自供してしまった仕方無く、自供するゾフィー(イェンチ)だが、やがてナチス批判をモア刑事(ヘルト)と展開する
牢屋に入れられたゾフィー(イェンチ)だが、ドイツが配色濃厚なのを知っていて、ドイツが降伏したら彼女自身は助かると思って常に外を眺めるのだったそれにしても、モア刑事(ヘルト)とゾフィー(イェンチ)が展開する尋問シーンは素晴らしい見せ場だったねお互いの駆け引き、そしてゾフィー(イェンチ)の口を割らない忍耐力は見ていて緊迫感が伝わってくるね
しかし、逮捕されて6日目に裁判が行われることになったこんなに早く裁判が行われるとは思っていなかったし、しかも裁判長のローラント・フライスラー判事(アンドレ・ヘンニッケ)は、ヒットラーが嫌う元共産党員で、ヒットラーに忠誠を誓うために死刑の判決が出るのは最初から決まっていた
そして、ゾフィー(イェンチ)、兄のハンス(ヒンリヒス)、そして同じ白いバラの組織に属するクリストフの3人は裁判に向かう
そこでもゾフィー(イェンチ)は、自分達の行いの正当性と、ヒットラー政権批判、そしてこの戦争でドイツが敗戦することなどをフライスラー判事(ヘンニッケ)と言い争うが、とにかくフライスラー判事(ヘンニッケ)はこの3人を死刑にしたがっている結局、3人は死刑を宣告されるのだが通常死刑宣告から実際に死刑を行うまで90日(60日だったかな?)の猶予があるのだが、3人はその日に死刑にされてしまうことを知った
死刑執行まで90日(60日)あれば、戦争が終わるだろうと思っていたゾフィー(イェンチ)は遺書を書かされ、そしてもう直ぐ死刑が迫っていることに、逮捕以来始めて恐怖を感じて泣き崩れる
しかし、プロテスタントであるゾフィー(イェンチ)が、神様に死刑の恐怖から心に安らぎを求めるシーンは、仏教徒の僕でも心に響くものがある
そして、ゾフィー(イェンチ)は両親に会い、自分の行いの正しさを確認し、そして、兄のハンス(ヒンリヒス)と今まで露骨に死ぬことに恐れを抱いていたクリストフの3人で最後は肩を組み死刑に対する恐怖はすでにその頃には3人とも無くなっていた
3人は死刑を執行されるが、彼等の白いバラで行った抵抗運動は無駄では無かったことが,ラストシーンでわかる
今までナチス・ドイツといえば、ユダヤ人に対する大量殺戮が有名だけれど、ヒットラー批判をする人物も死刑にしてしまうとは
そして、ドイツ国内にもヒットラーに対して、批判及び抵抗運動をしていた人がいたことを改めて知ることになった
僕にもゾフィー(イェンチ)の勇気があれば・・・今頃人生が変わってたかな
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