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近未来を描いたSF映画と言ったような紹介をされる作品は多々あるけれど、いくら未来の事でもこの手の映画はほとんどが有り得ないストーリーばかりでシラけた気分で観終わってしまうのがオチしかし、今回紹介するSF映画である月に囚われた男は、企業にとって人件経費削減の方法としてこんな素晴らしい方法があったのかと妙に納得できるし、それ以上にグローバル社会が進む企業において、海外へ飛ばされるのは我慢できても、お月様に飛ばされるのだけは絶対に嫌だと感じる事ができる映画だ。
何かと会社の財産を私物化してまう大企業の偉いサン達には末端の労働者たちの働く環境については興味が無いから、お金の使い道を間違ってしまう。そんな大企業にこき使われる労働者の悲哀を感じる現実的なテーマが盛り込まれている事にこのSF映画の面白さを感じる。
この映画の印象としては、SF映画史における二大名作?と呼ばれる2001年宇宙の旅と惑星ソラリスを足したようなイメージ。その2本の名作映画を観たことがある人にとって、『それは凄い傑作だ』と思うか、または『爆睡間違いなし』と思ってしまうかのどちらだろうか
しかし、この映画には前述したような大企業の怠慢さと労働者の悲哀を感じることが出来るし、ちょっとしたサスペンスも感じることが出来る。よっぽどの睡眠不足で無い限り観ている最中に寝てしまうということは無いはずだ。
この映画には登場人物がほとんど1人しか出てこないし、SF映画と言っても低予算がバレバレ。しかし地味な印象で避けてしまうのは勿体無い映画。特撮よりも内容重視のSF映画月に囚われた男を紹介します
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近未来において、地球にはエネルギーが無くなり、月でエネルギーが採掘されている。ルナ産業の従業員であるサム(サム・ロックウェル)は3年契約で月の裏側にあるエネルギー採掘基地に派遣され、1人ぼっちで働いている。地球との通信衛星が壊れているため、録画データーでのやり取りを通して地球にある本社や家族とやり取りしている。
月の基地において、サム(ロックウェル)の話し相手はガーディー(声・ケヴィン・スペイシー)と名づけられた人工知能ロボットのみ。地球で待っている妻テスとまだ幼い娘のイヴ(カヤ・スコデラリオ)と再会できることを心の支えに、残り2週間で任務終了というところまで耐えてきた。
ある日、サム(ロックウェル)は採掘作業のために基地外へ出るが大事故を起こしてしまう。医務室で意識を取り戻したサム(ロックウェル)だったが、ガーディーの不審な行動を目撃する。何だか怪しいと再び事故現場に戻ったサム(ロックウェル)は、ありえない物を見てしまうそれ以来、サム(ロックウェル)は自分と同じ顔をした人間と一緒に居る事になってしまい・・・果たして、もう1人のこの男はお化けなのか、それとも???ちょっぴり感動できる結末は映画を観てください
ガーディーと名付けれられたロボットの顔がニコちゃんマークなのが笑える。そしてニコちゃんマークで表現されるガーディーの表情が実は重要であることに気づくこの映画をまだ観ていない人はニコちゃんマークに気をつけろ
しかし、後から登場するサム(ロックウェル)の方が頭が良いのにはよく考えたら笑えるし、予定外の出来事に困惑し次第に心情が変化していくロボットのガーディーもよく考えたら笑える存在だったことに今頃気づいた
ちなみに監督はこの作品がデビューとなるダンカン・ジョーンズ。ただ今ミッション:8ミニッツが絶賛?公開中。しかし、この人の注目すべき点はあのデヴィッド・ボウイを、お父さんに持っていることです。
今回において、難しそうな演技に挑戦している主演のサム・ロックウェルはジョージ・クルーニーの初監督作品であるコンフェッションで主役を演じていました(この映画は脇役やカメオ出演の方が豪華です)。しかし、個人的に印象的なのはトム・ハンクス主演のグリーンマイルにおける殺人者。他にも色々な作品で脇役でよく見かけます。
そしてロボットのガーディーの声を担当していたのが名優ケヴィン・スペイシー。本当にたくさん台詞が有ったとはいえ、勿体ない使い方。映画を観ているときは彼の声だったと全く気がつきませんでした。
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