褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 サイモン・バーチ(1998) 生きる希望が出てきます

2011年11月02日 | 映画(さ行)
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 まあ俺なんかは、まともに産まれて、まともな環境に育てられ、一部の人を除いてはまともな人間と出会い、かなり幸せな人生を今のところおくっている。多少不満はあったりするがしかし、この世の中僕みたいに幸せに生きている人ばかりではなく、むしろ僕のように恵まれた人の方が少ないぐらいだろう。

 産まれながらにして、障害を持った人も居るし、実際に僕もそのような人を見たことがある。そのような人を見ると確かに可哀想だなと心優しい僕は同情してしまうのだが、実はそのような人達と、どう接していいのか判らない自分が居るそして時々、ふと考える時がある。もし自分があのような障害を持って産まれたら、果たして生きていく気力を持ち続けることができるのだろうか
 そんな悩ましい問題に対して、明快に答えを導き出してくれる映画が今回紹介するサイモン・バーチ
 実はこの映画は、いつもツイッターで色々と情報を供給してくれて、お世話になっている西門さんに教えていただいた。西門さ~ん、読んでくれている~ちなみに西門さんのユーモア溢れる映画のブログはこちら→僕は映画に恋をする

 この映画の主人公であるサイモン少年は生まれながらにして他人より体が小さく、心臓などの体の臓器も小さい。そして年齢を重ねても体が大きくならない難病を抱えている。更に産まれた時から、実の両親にも嫌われてしまっている
 しかし、悲劇的人生を運命づけられているかのようなサイモン少年は、恐るべき超ポジティブ・シンキングを発揮する自らの運命や病気に対して前向きにとらえ、そして彼はとてつもなく大きな仕事を成し遂げる

 ストーリーはサイモン少年と私生児である少年の友情が軸として展開する。しかし、2人の友情に大いに感動するというようなありきたりのお話ではない。この2人をとりまく大人達や子供達との人間関係が面白く、そして2人に襲い掛かる出来事が意外性があって驚いたりする。
 
 よく考えたら非常に暗い内容なのだが、コメディタッチの描き方がされていて大笑いできるし、サイモン少年の前向きな生き方に共感できるため非常に楽しい映画になっている。この2人の少年、特に難病を抱えたサイモン少年から生きる希望を与えられるサイモン・バーチを紹介します

サイモン・バーチ [DVD]
マーク・スティーヴン・ジョンソン,ジョン・アーヴィング
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント


 アメリカのメイン州にて、驚くほど小さい赤ん坊が産まれる。サイモン(イアン・マイケル・スミス)と名付けられることになる赤ん坊は、医者から命が1日も持たないだろうと言われる。しかし、この赤ん坊は1日、1週間、1年と生き続け、気付けば10年以上は生きている。しかし生まれた時の小ささに驚いた両親はサイモン(スミス)の事をずっと無視している。
 そんなサイモン(スミス)は『神様が、自分をこんなに小さく生まれるようにしたのはきっと何か理由があるはずだ』と常に問いかけている。

 やがて成長したサイモン(スミス)は学校においていじめられっ子であり、同じくいじめられっ子であり父親のわからない私生児であるジョー(ジョゼフ・マゼロ)と親友になり、彼の母親であるレベッカ(アシュレイ・ジャッド)から親切にされ、サイモン(スミス)にとっても心の拠り所となる。

 ある日、サイモン(スミス)は野球の試合でバッターボックスに立ち、初めてバットを振るとホームランを打つがその球がなんとレベッカ(ジャッド)に当たってしまい、彼女は・・・それ以来サイモン(スミス)に対してジョー(マゼロ)は口を聞かなくなってしまうが・・・サイモン(スミス)が自分の中にある問いに対する答えは映画を観てください



 ハッピーエンドと思えませんが、見終わった後は生きる希望が湧いてくる映画です。その理由はサイモン少年の前向きに生きる力が大きいからだと思います。ストーリー展開は二流サスペンス映画以上に驚きがあったり、下手なコメディよりも笑えたり出来ます。
 大して有名な俳優が出演していないだけに見落されがちな映画だと思いますが、お勧めしたい映画です

 ちなみにこの映画はジョン・アーヴィングオーエンのために祈りをが原作。
 ジョン・アーヴィングの本はよく映画化されており、ガープの世界ホテル・ニューハンプシャーサイダー・ハウスルールなど、映画になっても名作が多いです。
 ちなみに僕はジョン・アーヴィングの本は好きで、個性的な登場人物、意外性あふれるストーリー展開はとても面白いです

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コメント (6)
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