褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 ワルキューレ(2008) ナチス関係の映画はたくさんありますが・・・。

2011年11月21日 | 映画(わ行)
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 25年もの長きに渡り、人気者であり続け、相変わらず格好良い男であるトム・クルーズ。そんな彼の大ヒットシリーズ映画と言えばミッション:インポッシブルシリーズ。しかし、あの映画を観た人の中には少し心の中で引っかかる物を感じたりする。例のごとく、素敵な笑顔を振り撒き、大して苦労せずに次々と任務を遂行していくトム・クルーズ演じるイーサンハントの姿を見て、どこがミッション:インポッシブル(不可能な任務をする)なんだと
 実はミッション:インポッシブルのタイトルは、同じトム・クルーズ主演映画でも人類史上始まって以来の悪人度ナンバーワンであるアドルフ・ヒトラー暗殺計画の実話を基にした今回紹介するワルキューレこそ相応しい。

 大問題作映画のヒトラー~最期の12日間~が2004年にドイツで公開されて以来、実話を基にしたナチス関連の映画が色々な国でたくさん製作された。そんな中でも少し歴史を勉強した気分になり、大スターが出演していることもあって純粋に映画を楽しめるという観点から今回紹介するワルキューレは最も付き合いやすい映画だと思う。

 ドイツは多くのノーベル賞受賞者を出しているように歴史上において優秀な人物が多い。科学、文学、音楽の世界においても優秀な人材を多く輩出しているし、現在でもボロボロのEU経済を苦しいながらもほとんど一国だけで引っ張っている状態。ところが人類史上始まって以来の悪人度ナンバーワン及び、ナチスという組織のおかげでドイツのイメージが悪くなり勝ちで、それこそ第二次世界大戦中のドイツ人は全員が極悪人のレッテルを貼られかねない。しかし、実はドイツ人及びナチス内部の中にも祖国ドイツのために尽くす純粋な愛国心を持ち、ヒトラーの行動に大いに疑問を持っていた人々が多くいたことがこの映画はよく伝えている。
 だいたいナチス関連の映画となると徹底的にナチスを叩く映画ばかりだったのには、内心では飽き飽きしていたのだがナチス党員の中にもこのような人間が居たことを知るには非常に貴重な映画。しかも、誰もがヒトラーが暗殺されていない事を知っているのに、ミッション:インポッシブルよりもハラハラドキドキできるワルキューレを紹介します

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 第二次世界大戦末期において、ドイツ軍の敗北は殆ど決定的であった。そんな状況の中での北アフリカ戦線においてクラウス・フォン・シュタウフェンベルグ大佐トム・クルーズ)は上司に兵士を無駄死にさせないために撤退を進言するが、ちょうどその時に連合軍から猛攻撃を受け、シュタウフェンベルク大佐(クルーズ)は左目、右手を失う怪我をしてしまい、ベルリンの予備指令部勤務となる。

 実はベルリンの予備司令部はヒットラー独裁政権に対して反撥しているレジスタンス達の集まりの場と化していた。そこではヒットラー暗殺計画の話し合いがされていたが、シュタウフェンベルク大佐(クルーズ)もその作戦の話し合いに加わるようになる。しかし、そこで話し合われていたヒットラー暗殺計画の中味に彼は大いに不満を持っていた。

  シュタウフェンベルク大佐(クルーズ)は自宅に帰り、妻のニーナ(カリス・ファン・ハステン)や子供たちに迎えられる。
 彼は自宅でワーグナーの音楽を聴いていた時に、ドイツ国内における有事の際に発動されるワルキューレ作戦を利用することを考え、ヒットラー暗殺及び現ドイツ政権の転覆を謀るべく、レジスタンス仲間と計画を実行しようとするが・・・とてもスリリングな展開は映画を観てください



 ワルキューレと言えば、今回の作品にも使われ、フランシス・フォード・コッポラ監督の地獄の黙示録の中でも使われた勇ましいあの音楽を想像しますが、北欧神話に見られる女神達の事を言うそうです。今回だけに限らず映画を観ると、色々な雑学の知識を得ることが多々あります。
 しかし、トム・クルーズ演じるクラウス・フォン・シュタウフェンベルグ大佐の実行力、カリスマ性は凄いのですが、チームのまとまりがもう1つだったのには残念でした

 ちなみに監督はブライアン・シンガーナチス関連の映画を撮る監督はユダヤ人が多いですが、やっぱりこの人もユダヤ人です。
 この監督の代表作はXーメンシリーズと言うことになるのだと思いますが、サスペンス映画の大傑作であるユージュアル・サスペクツが面白い。まだ観ていない人はDVDをレンタルするなりして、直ぐに観ないといけない

 主演のトム・クルーズは今さら説明不要の大スターですが、フランシス・フォード・コッポラ監督のアウトサイダーが今となっては懐かしい。あの映画で若手スター達がたくさん登場しましたが、その中でも最も目立っていなかったトム・クルーズが1番出世しました。アウトサイダーを観て、トム・クルーズが何処に出ているのか探してみましょう。
 ちなみに僕は彼の出演作品では名優ダスティン・ホフマンと共演したレインマンが1番好きです。他にはポール・トーマス・アンダーソン監督の群集劇のマグノリア、凄腕の暗殺者を演じたジェイミー・フォックスと共演したコラテラルあたりがお勧め。

 トム・クルーズの奥さんを演じたカリス・ファン・ハウテンは、ロボコップ、氷の微笑、ショー・ガール等で知られる名匠ポール・バーホーベン監督のナチス絡みのサスペンス映画ブラック・ブックでの熱演が印象的。この人はけっこう美人です。

 他にはちょっと頼りないレジスタンス仲間の中でも、信念を感じさせるアルブレヒト・メルツ・フォン・クイルンハイム大佐を演じたクリスチャン・ベルケルはその風貌が活かされ、色々な映画において悪役でよく見かけるドイツの名優。出演作はesブラック・ブックなど。個人的にはデンマーク映画で、これまたナチス絡みの誰がためにおける若きレジスタンス達を追い込む秘密警察のボス役が印象的です。

 他にはイギリスの名優ケネス・ブラナーテレンス・スタンプなど多くの有名俳優が出演しています

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コメント (6)
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