褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 ワンダとダイヤと優しい奴ら(1988) 動物愛護団体から訴えられそう・・・でも笑える

2011年11月16日 | 映画(わ行)
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 僕たち日本人から見れば、アメリカ人もイギリス人も見た目は同じだし考えてることも一緒だろと思える。しかし、結果に向かって一切の寄り道をせずに一直線に向かっていくアメリカ人に対して、紳士の集まりであるイギリス人には騎士道精神という言葉があるように、戦いはフェアであり、ルールを守り、敗者には憐れみをというような高尚な精神構造をしている・・・と書いてみたが、本当にそんな立派なイギリス人が居たなんて聞いた事がない
 しかし、仮にもイギリスが紳士の国であったとして、そこへ何かと高圧的なアメリカ人が乗り込んでくる設定が笑える映画が今回紹介するワンダとダイヤと優しい奴らです。しかし、アメリカ人は個人個人の能力は凄くてもチームワークが悪い。だからアメリカは野球でも日本に負けてしまう。
 確かにアメリカ映画を観ていても銀行強盗をテーマにした作品において、裏切り者が出てきて全てがパーになってしまう映画が多い。時々オーシャンズ11やその続編のような、見事なチームワークで大金を盗み出す映画もあるが、だからあの映画は大して面白くない。

 そして今回紹介するワンダとダイヤと優しい奴らはロンドンを舞台にイギリス人とアメリカ人が手を組んでダイヤを盗むが、果たしてそのダイヤが何処に行ってしまったの?というストーリーこの映画を観るとアメリカ人の横暴さがよくわかるし、利益の損得勘定だけで動くアメリカ人に対してかなり皮肉的な描き方がされている。
 しかし、外国が舞台でも全く臆することなく、我がままに振舞えるアメリカ人の態度を、ちょっと奥手の日本人も少しぐらい見習わなければならない。

 さてこの映画はダイヤモンドを奪うシーンに緊迫感があるわけではなく、その後のダイヤモンドを巡る駆け引きが笑えるコメディー。流石は紳士の国であるイギリス流の笑いはスマートで上品・・・と言うのは大嘘で、動物団体からクレームが来そうな笑いと、お馬鹿満載で少しばかり下品な笑い。個人的には大笑いできる展開だったのだが、果たしてこの映画を観てどれだけ多くの人が笑えるかは少し心配だ。

 ダイヤモンドを巡る争いにおいて、勝利を得るのは誰か?そして1番悲惨な目に遭ってしまうのは?あんな悲惨なシーンは笑っては駄目だと思いながら、ついつい笑ってしまうワンダとダイヤと優しい奴らを紹介します

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 イギリスのロンドンにおいて、イギリス人のリーダー格であるジョージ(トム・ジョージソン)と吃音を抱えるケン(マイケル・ペイン)、そしてアメリカからやって来たオットー(ケヴィン・クライン)とワンダ(ジェイミー・リー・カーティス)の4人は完璧な計画を立て1300万ポンド相当のダイヤモンド強盗に向かった。
 オットー(クライン)とワンダ(カーティス)は兄妹というふれ込みだったが、実は恋人同士。彼らはダイヤモンドを奪った後は横取りしようと企んでいた。

 果たしてダイヤモンドを盗み出す事に成功した後に、早速オットー(クライン)とワンダ(カーティス)は他の2人を裏切り、ジョージ(ジョージソン)をダイヤモンドを奪った犯人として警察に通報。ジョージ(ジョージソン)は簡単に警察に捕まり、オットー(クライン)とワンダ(カーティス)はダイヤモンドが隠してあるはずだった金庫を空けて見るが、中にはダイヤモンドが無かった

 ジョージ(ジョージソン)は刑務所において、弁護士のアーチ(ジョン・クリーズ)と今後の裁判について話し合っている。
 2人が話し合った後に、オットー(クライン)とワンダ(カーティス)は遅れてやって来るが、きっとジョージ(ジョージソン)が弁護士のアーチ(グリーズ)にダイヤモンドのある場所を教えているはずだと考えたワンダ(カーティス)はアーチ(グリーズ)に色仕掛けで近づこうとするが、やたら嫉妬深いオットー(クライン)のためになかなか成功せずに・・・相当ハチャメチャで、ダイヤモンド争奪の行方と意外な展開は映画を観てください



 吃音を抱えるケン、外国語フェチのワンダなどの人物設定の効果は大して意味が無いような感じがしましたが、イギリス人から見れば少し意見が異なるのかもしれないです。三匹の犬が次々に・・・されてしまうシーンは犬が好きな人には耐えられないかもしれないですが、個人的には大笑いしてしまいました。これがイギリス流の笑いなのかと思ったりします。
 実はこの映画は以前にもブログで感想を書いていました。以前に書いてあったブログはかなり恥ずかしいので消しておきます

 さて出演陣についてですが、大いに目立っていたのが今回の演技でアカデミー助演男優賞に輝いたケヴィン・クライン。今回はかなり弾けた横暴なアメリカ人を演じていましたが、コメディ作品からシリアス作品までその幅の広さは驚きです。最近はちょっと見かけませんが、多くの名作、良作で主演で登場している名優です。
 お勧めはシリアスのドラマ作品ではソフィーの選択遠い夜明け、コメディ作品ではデーヴがお勧め。
 そして私生活では僕らの世代のアイドル的存在だったフィービー・ケイツと結婚していることについて、なぜかわかりませんが流石だと思います。

 そして曲者的な俳優たちの中で紅一点で頑張ったジェイミー・リー・カーティス。正直なところ目立つほどの美人だとも思いませんが、ナイスバディには目を見張り、今回の映画ではとても魅力的です。ホラー映画の類に多く出演しているイメージがありますが、個人的にはエディ・マーフィと共演の大逆転、アーノルド・シュワルツェネッガーと共演したトゥルー・ライズがお勧め。

 そしてモンティ・パイソンというイギリスのコメディ・グループの事をよく知らないのですが、ジョン・クリーズマイケル・ペインはそのメンバー。
 もしかしたら。モンティ・パイソンをよく知っている人ならばこの映画は更に楽しめるかもしれないです。

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