褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 私が、生きる肌(2011) 衝撃的!です。

2013年01月12日 | 映画(わ行)
 毎回凝ったストーリー構成で楽しめるペドロ・アルモドバル監督の作品だが、意外にオチが大したことが無くて殆ど印象に残らない作品もあるが、今回紹介するアルモドバル作品の私が、生きる肌は衝撃的な結末が用意されており、忘れたくても忘れられない映画だ。

 世界的な権威を持つ整形外科医のロベル(アントニオ・バンデラス)だったが、彼は自分の豪邸の個室に全身を肌色のストッキングの生地でまとった衣装を身につけた女性ベラ(エレナ・アナヤ)を監禁していた。
 ロベル(バンデラス)の妻は事故で亡くなったのだが、ベラ(アナヤ)は妻と瓜二つの顔をしていて、ロベル(バンデラス)もこっそりベラ(アナヤ)を監禁している部屋に入って愛を交わす。
 果たして、ロベル(バンデラス)は妻とよく似た顔の女性を無理やり拉致して監禁したのだろうか?それとも、ちょっと出会っただけの見知らぬ女性を誘拐して、得意の整形技術を施して妻とそっくりの顔に整形してしまったのだろうか?
 そこには想像を超える真相が隠されていた・・・

 一歩間違えれば変態の映画を感動的な恋愛作品に描いてしまうことが得意なペドロ・アルモドバル監督だが、本作品もその例から漏れない。
 アルモドバル監督自身が女以上に女心をわかっている男のゲイ監督。珍しく同性愛ではなく、すっかり精神が狂ってしまった男性と拉致監禁された女の異常な恋愛映画かと思ってたら、衝撃的な真相が明らかになる。この結末は果たしてハッピーエンドなのかアンハッピーなのか

 なんだか最近は驚くことが少ないと思っている人には私が、生きる肌はお勧めです

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アントニオ・バンデラス,エレナ・アナヤ,マリサ・パレデス,ジャン・コルネット
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 監督はスペイン映画の巨匠ペドロ・アルモドバル。前述したように女性以上に女性の気持ちがわかるゲイの監督。奇抜なストーリー、ちょっと性的に倒錯した登場人物が出てくる作品を撮るイメージがある。
 お勧めはオール・アバウト・マイ・マザー帰郷(ポルベール)。両作品とも一筋縄ではいかないストーリー展開を楽しめます。

 主演の整形外科医のロベルを演じるのがスペイン人のアントニオ・バンデラス。今やすっかりハリウッドのアクション・スターの印象が強いですが、彼のお勧めはロバート・ロドリゲス監督のデスペラードが、笑えて、セクシーで、使っている武器がオシャレで傑作です。

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コメント (2)
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